• もっと見る
«うつ病になったら厳しい 〜 薬物療法で治らない人が3−4割 | Main | 【目次】自殺防止対策2023〜 マインドフルネス心理療法SIMT 最近の動き»
倉田真由美氏 日本の自殺問題の無策を批判〜 第4世代の認知行動療法の開発必要性の宣言 [2022年12月30日(Fri)]
地方創生SDGs官民連携プラットホーム 
3.4 自殺の減少 の事業


内閣府 SDGs官民連携プラットフォームに登録の「ソリューション」

★内閣府、埼玉県、さいたま市のSDGsパートナーです

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5126
https://blog.canpan.info/jitou/archive/5020
◆募集しています
  マインドフルネスSIMTを活用した種々のプログラム

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4714
◆地方創生SDGs ターゲット3.4 自殺の減少

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4719
◆地方創生SDGs ゴール4 質の高い教育をみんなに
 仏教、禅、マインドフルネスなどの研究、教育が偏っています。その講師の信奉するもの、多数派説がに。しかし、少数派説にも多数派から漏れる問題の解決に貢献するものも多い。
少数派説には、カルトへの確かな批判、人間の平等性、異なる価値を認める多様性の哲学、難治かつ少数者の苦悩(たとえば、うつ病)を解決できるものがあるのに。 こういう学問の領域にも、異論封じ、少数説の排除をせず多様性を推進すべき。

倉田真由美氏 日本の自殺問題の無策を批判

 〜 第4世代の認知行動療法の開発必要性の宣言

 うつ病になったら、厳しい。治らないかもしれない。
https://blog.canpan.info/jitou/archive/5117

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4962
★問題点

 倉田真由美氏が、自殺問題の無策を嘆くツイッターが取り上げられた。

https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/249606
倉田真由美氏 日本の自殺問題の無策を疑問視「命が大事』と嘯きながら…」

「『命が大事』と嘯きながら時間も人手も予算もかけない日本」

 1993年からうつ病の人とおあいしてきた。あれから29年、日本はうつ病を治す精神療法が進展しなかった。

 それより6年前、自身がうつ病になり、うつ病が治らないひとが多いことを知った。しかし、多くのひとがうつ病にならず幸福そうだった。幸福なひとの影で、苦しむひとがおられるのに、うつ病は無視、傍観されていると感じた。
https://blog.canpan.info/jitou/archive/1312
★(2007年の記事)精神療法がいいが、医師も心理士も動けない

https://blog.canpan.info/jitou/archive/1812
(2009年からの記事)

 見放されていたかたが、しろうとの私のうつ病の活動においでくださるひとがおられた。ホームページだけであったのに、目にとまった。

 イギリスは認知行動療法を重視しはじめた。2009年だった。期待した。
https://blog.canpan.info/jitou/archive/1898

 アメリカから、「マインドフルネス」が輸入された。2005年、翻訳書が出版された。うつ病の治療にも効果があるとされていた。日本でも普及するかと、期待した。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/2334
★1993年から支援を開始して、「禅カウンセリング」などと称していた時代もあったが、2006年頃、私の方法も「マインドフルネス」と名乗った

 2013年、精神療法にとりくむ専門家がいない。
https://blog.canpan.info/jitou/archive/2736

 第三世代の認知行動療法として、洪水のように、翻訳書が出版された。期待した。

 しかし、無評価で観察のマインドフルネスは、弁証法的行動療法でさえも、自殺念慮のある患者にはリスクがあることが、発表された。第三世代という「無評価で観察のマインドフルネス」は、うつ病の「治療法」というわけにはいかないようだ。根本的な「治療法」「再発予防」にならないようだ。なぜなら、うつ病は厳しく評価され感情が起きる瞑想時でない現場で強いストレスを受けて、症状が悪化するからだろう。
https://blog.canpan.info/jitou/archive/5121
★雑誌「精神科治療学」1月号で、「マインドフルネス再考」を特集しましたがーーー
 まさに、現代日本の第3世代の「マインドフルネス」の認知行動療法は、うつ病などの治療に積極的に用いる専門家がいないようです。日本は、自殺が多いのに、第3世代の「マインドフルネス」による自殺の防止に限界を感じます。
 うつ病を治す精神療法の開発をしないと、自殺の減少に限界があります。


 私も、「マインドフルネス」に期待して、私が開発した、自己洞察瞑想療法(SIMT)も第3世代の認知行動療法と規定したが、「無評価で観察の瞑想」 だけではないので、時々、「第4世代の認知行動療法」と称している。第3世代の認知行動療法は、重いうつ病の治療法には不十分との研究が発表されているので、両者は全く違うといえる。 無評価で観察瞑想を超えた観察を用いる認知行動療法を、今後は、「第4世代の認知行動療法」と称することにする。

 なお、SIMTだけではなくて、ACTも「無評価で観察」を超えているように見える。ACTも1年近く実践するように構成すれば、それは、「第4世代の認知行動療法」になると思われる。SIMTもACTも「価値」への行動を重視している。ここは「瞑想」ではないのだ。価値への行動時だ。ここは、無評価ではいけない。独断、偏見、ハラスメントではないか評価しなければならない。(多くの著名人が批判されて失職、裁判を受けていることでわかるように。報道されない事件が家庭、学校、職場、ネットで無数に起きているのだ。)

https://blog.canpan.info/jitou/archive/3461
★周辺にいる専門家に「みてみぬふりされている」と感じた。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4980
★やはり変わらない(2022年)

 うつ病を治して自殺を減少する対策として、どうするのだろう。

 倉田氏が日本の自殺対策を批判された。 2つの方面が対策遅れだ。 一つは、経済面や虐待、ネグレクト、DV、カルト、その他社会的な問題で死にたくなる人の支援。倉田氏が見たケースは、何かの支援につなぐ仕組みが実を結んでいなかったことだろうか。市役所に「相談」があるが、機能しないのだろうか。民生委員と連携しながら、援助する制度ができないのだろうか。
 もう一つは、うつ病を「治す」精神療法を普及させようとしないことだ。うつ病になっても治らない状況が続くと、保護者に扶養されている間は、食べていけないことが問題ではなく、治らないで人生価値への行動ができなくて、社会復帰できなくて苦しい。治す対策が重要になる。
 1993年、私が関係しはじめた時から29年になるが、日本では精神療法はほとんど発展しなかった。近いところにいる専門家が「治す」精神療法に取り組まない。 無視傍観されていると感じる。
 来年は、対策をとるだろうか。今の専門家は取り組めない。今、やっていることで生きがいを感じて幸福なのだ。現在の職務で、いっぱいだ。新しいことには、取り組めない。精神科医でさえも現在のことでいっぱいだ。
 うつ病を精神療法(認知行動療法、対人関係療法など)で治すとしたら、死にたくなる症状のある人を1年近く支援するのだから、簡単ではない。真剣な人、 新しい人材でないとだめだ。困難が予想される。
 カルトに誘導されないように、特例法の制定も必要かもしれない。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/3889
★うつ病などが治らない人が多くて苦しんでおられるのに、なぜ精神療法が普及しないのか。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4413
★専門家、宗教者、学者、大学人のエゴイズム、自己保身

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5018
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4884
https://blog.canpan.info/jitou/archive/5034
★日本に宝があるのに、否定して日本を衰退させていく

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4236
★第3世代から第4世代の認知行動療法へ


https://blog.canpan.info/jitou/archive/4893
【連続記事】地方創生SDGs 3.4 自殺の減少 ー 2022年
 今年こそマインドフルネスSIMTで実現を
 
Posted by MF総研/大田 at 13:51 | 自殺防止対策 | この記事のURL