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(5)うつ病の新薬の期待と残る課題 [2022年12月01日(Thu)]
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4939
◆現在の制度のままでは医師は経営的に精神療法を提供できそうもない  〜和田秀樹さん

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4947
★自殺念慮の強いうつ病には、無評価で観察を超えたマインドフルネスが必要

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4236
★「評価される」「評価する」場面でのマインドフルネスSIMT

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4988
◆心理療法でうつ病の完治・自殺対策 〜 心理職に期待

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5020
◆マインドフルネス総合研究所の活動・講演・体験・改善支援セッション

【改善事例】
★改善事例1〜マインドフルメイト
★改善事例2〜マインドフルネス総研および他のマインドフルネス瞑想療法士

(5)感染しないように注意して!
 新型コロナ感染症は後遺症として
  持続的うつ病等を残す 
 (5)うつ病の新薬の期待と残る課題

 近藤一博氏の研究によって、HHV-6ウイルスの働きを抑制する新しい薬の開発が期待されます。しかし、全部、解決というわけにもいかないでしょう。薬で治らないが、認知行動療法(ベックの認知療法、マインドフルネスSIMTも、その一種(注3))でなら治る(もちろん一部です)疾患や問題がまだ残ります。

うつ病の新しい薬の期待

 近藤一博氏の著書は、問答形式でわかりやすく説明してくれます。

 「Q10 ウイルス原因説で、うつ病の特効薬は作れるようになりますか?」

 「今回の発見をベースに、すでに私たちは【抗SITH-1薬】の開発を進めており、動物実験の段階では、基礎的な研究はすでに成功しています。」(p114)

 「この薬が完成すれば、SITH-1が原因で起こるうつ病を検査・特定した上で、SITH-1がらみの8割のうつ病は止められるようになるはずです。」(p114)

 私の心配。予防薬になるが、治療薬になならないのではないか。すでに発症している何十万人の患者さんの脳に生じている炎症を回復させる作用をする薬になるのだろうか。
 私が心配するのは、認知行動療法を受けられる制度の創設が遅れて、10年間に、何十万もの患者さんが治らない状態が続いて、10年間に、20万人のひとが自殺されていくのではないか。
 というのは、この新薬の開発にも10年かかるそうだから。

 「Q5 この研究って、何の役に立つんですか?」
 「仮に今、私の手元に、絶対に効くとわかっている特効薬があったとしても、それを製品化するには、どんなに早くても10年はかかってしまう。」(p137)

 SITH-1は、ストレスを増幅させるのであるから、これを抑制しても、発症済みのうつ病の人は治らないおそれがあるのではないか。
 そして、うつ病以外の、不安症、PTSD、過食症などにも、認知行動療法、マインドフルネス心理療法SIMTは、効果がみられるが、新薬は関係なさそうである。
 また、死を予期するがん闘病の人にも、心理療法、ターミナルケアが必要だろう。
 認知行動療法、マインドフルネス心理療法SIMTを受けられる制度を早く作ってほしい。さもないと、 多くの患者さんが、苦しみ続ける。それを見守る家族もつらい。
 うつ病が治れば、抗うつ薬を服用しなくてすむ。医療費が減少するから、心理療法を充実すべきである。

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◆心理療法でうつ病の完治・自殺対策 〜 心理職に期待

 内閣府の地方創生SDGs官民連携プラットホームに、ターゲット3.4 自殺防止にソリューションを登録している。

https://match.future-city.go.jp/pages/platform/c301/2200159

 しかし、課題とする自治体がまだどこにもない。「人命が軽視されている」とまでは言わないが、自治体は、手が回らないようだ。
 心理職、看護職などが運動をおこしませんか。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4714
https://blog.canpan.info/jitou/archive/5041
★地方創生SDGs ターゲット3.4 自殺防止

注1)近藤一博『うつ病の原因はウイルスだった』扶桑社
注3)マインドフルネスSIMTは、「自己洞察瞑想療法」。見る局面だけではなくて、 見る、考える、欲求する、行為する、などすべての局面において、それらを動かす背後にある個人の評価基準である本音を観察して、価値実現の行動を選択することを習うことを通じて、 生きがいのある人生を生きていく手法。精神疾患の改善、予防、再発予防、人間関係の改善などに効果がみられる。
https://blog.canpan.info/jitou/archive/5011
★マインドフルネスSIMTの特徴
3つの公刊がある。

大田健次郎『うつ・不安障害を治すマインドフルネス』佼成出版社
大田健次郎『 不安、ストレスが消える心の鍛え方――マインドフルネス入門』清流出版
大田健次郎『「死」と向き合うためのマインドフルネス実践』佼成出版社
 また、SIMTによる支援者を「マインドフルネス瞑想療法士レジスタードマーク」といい、かれらの研究論文が 「マインドフルネス精神療法」で発表されている。


感染しないように注意して!
 新型コロナ感染症は後遺症として
  持続的うつ病等を残す


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この連続テーマの(1)

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5093
(2)あるウイルス(新型コロナ感染症のウイルスではない)が、うつ病にかかりやすくする

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5094
(3)うつ病の神経炎症説(この記事)

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5095
(4)別のウイルスHHV-6の悪影響

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5096
(5)新薬の期待となお残る課題
Posted by MF総研/大田 at 08:13 | さまざまなマインドフルネス | この記事のURL