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NHK総合テレビ、新型コロナ感染症の後遺症 [2022年11月16日(Wed)]

NHK総合テレビ、新型コロナ感染症の後遺症

 本日(11月16日)、NHK総合テレビの「おはよう日本」で、新型コロナ感染症の後遺症についての報道がありました。1年後も続いているひとがおられるそうです。
 医師にかかっても、いうことがバラバラだそうで、なにをしたらいいかわからず不安だったとか。

 下記の連続記事に後遺症についての、報道を集めています。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4724
★新型コロナ感染症の後遺症に精神的なケア

 これで推測されるのは、次のことです。
     うつ病に似た症状が後遺症にある。うつ病は、心理的ストレス、睡眠障害、過労、ある種の病気などから、副腎皮質からストレスホルモンが分泌される。それが、脳内に入り、免疫細胞から炎症性サイトカインが分泌される。 それが、脳内の各種の部位に炎症を起こす。背外側前頭前野、眼窩前頭皮質、前部帯状回、島皮質など。

    https://blog.canpan.info/jitou/archive/4846
    ★心理的ストレスからも免疫細胞ミクログリアから炎症性サイトカインが分泌されて、うつ病に
 新型コロナ感染症は、ウイルスによって、同様の炎症が起きて、そのために、ウイルスがなくなっても、うつ病に似た症状は、残ると推測されます。

 以上のことから、「何をしたらよいかわからない」のであれば、マインドフルネス心理療法のうちのSIMT、自己洞察瞑想療法を実践していただくことをすすめます。

 全国にSIMTの指導者がいます。
http://mindful-therapy.sakura.ne.jp/senmonka/list-mmt.htm

 私も蓮田市(埼玉県)で、2月から開催します。コロナ後遺症の続くひとも試してみてください。
https://blog.canpan.info/jitou/archive/5082

 SIMTは、つらいことに伴う感情(嫌悪、ゆううつ、つらい、悲しい、不安、怒り、など)を観察し、価値崩壊の行動を抑制し、価値実現の反応を瞬間的に観察するので、眼窩前頭皮質を活性化すると推測されます。 集中力の問題ではなくて、陰性の感情の処理の問題です。
 眼窩前頭皮質は、うつ病だけではなくて、社会不安症、パニック症、PTSDでも、機能低下が報告されています。不安傾向の人、うつ傾向のひとに、SIMTをおすすめしています。 一生の間に、つらい出来事がたくさん起こります。がんになることもそうです。

 家族でさえも、暴力、虐待、暴言、宗教の押し付けなどによって、家族をうつ病、自殺に追い込みます。 学校の教師でさえも、生徒の苦を共感せず、不登校、うつ病、自殺においこむこともあります。ハラスメントをする人、他者を苦しめる人も、眼窩前頭皮質の機能が低下しています。我欲による行為、衝動的な怒りを抑制しないのです。眼窩前頭皮質の機能低下です。そういう人は、怒りっぽいはずです。瞬間的に起きるイライラ、怒りの感情が起きた時、不当な欲望が起きた時、結果を予測せず、他者の苦を共感せずに、衝動的な行為を表出するのです。  犯罪を犯した人に、無評価で観察のマインドフルネスを実践してもらうことが発表されていたこともありましたが、最近はどうしたのでしょうか。感情や(他者を傷つける)欲望を観察し、抑制する(これこそ眼窩前頭皮質の機能)SIMTならば、効果が高いと思われます。

 すべての人がSIMTをやってもらいたいのです。

 (ここから、追記するうちに大きくなりました。)

 別の記事にします。
https://blog.canpan.info/jitou/archive/5086
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4724
【連続記事】新型コロナ感染症の後遺症に苦しむ人に精神的なケア