12月17日 仙台で講演いたします [2022年11月05日(Sat)]
12月17日 仙台で講演いたします2つの団体の企画によるイベントに大田健次郎が講演させていただきます。企画・運営 ☆ 仙台マインドフルネス瞑想の会 ☆ マインドフルネス・SIMTみやぎ ★★ 仙台マインドフルネス瞑想の会 申込みもこちらのサイトから ★★ マインドフルネス・SIMTみやぎ こちらからも申し込みできます。 講演会のチラシがあります。プリントして、どなたかご紹介ください。 第1部(専門家・支援者向け) 2022年12月17日 (土) 11:00〜12:30 「支援者の内に起こる陰性情動とどのように向き合うか ―無評価から評価のマインドフルネスへ,そして支援の向上へ―」 第2部(病気や問題等を抱えている当事者やご家族向け) 2022年12月17日 (土) 14:00〜15:30 「うつ・不安を克服したいあなたへ ―今を生きるためのマインドフルネスの智慧―」 会場が変わりますので、ご注意ください。 すべての領域の専門家がマインドフルネスSIMTは心得ておいていただきたい。 なぜなら、どの専門家にも(たとえば、農業の人でも、学問する学者でも)、自分自身に、悩み、人間関係、うつ病、自殺があるはずです。 そして、自分の関係する人(たとえば、家族、同僚、上司、部下、クライアント、患者、学生、生徒、信者など)に、悩み、燃え尽き、不安、うつ病、自殺があるはずです。 SIMTは、すべての産業領域(ポイエシス)の専門的スキルではなくて、内面の観察の手法(プラクシス)ですから、すべての領域で、併用できるし、すべきものです。そして、心理、スピリチュアルなこと、宗教的な領域ならば、なおさら関係が深いです。西田哲学が、自己の階層を論理的に説明していますが、悩む、苦悩には、深い自己の階層の観察によって解決の方向もアドバイスできるでしょう。 どの領域、職業、国、団体で生きていくにしろ、そこには、それぞれ特別の理論、知識、スキルがありますが、それは、ポイエシスです。そこにおける自己内面の観察、他者内面の推測による賢明な言葉、行為を選択し続けるのがSIMTですが、それはプラクシスです。決して、他のポイエシスと置き換わるものではありません。 https://blog.canpan.info/jitou/archive/3310 ★ポイエシス(外的世界の創造) https://blog.canpan.info/jitou/archive/3311 ★プラクシス(内的自己の成長) https://blog.canpan.info/jitou/archive/3312 ポイエシス即プラクシス(2つを同時に、産業に従事する瞬間に自己成長) ◆「無評価で観察」のマインドフルネスを研究、指導するひとにも 無評価で観察のマインドフルネスを研究し、提供する人にも、SIMTは必要なのです。無評価で観察のマインドフルネスを研究、遂行する時にも、感情が起こり、自分のエゴイズムが起こり、クライアント、学生を傷つけるかもしれませんから。 あるマインドフルネスの集会で、数人の演者が発言するプログラムがあるとして、一人の演者がスピーチをしていた際中、司会がちょっと注意した言葉を聞いて、激高して、「司会を代われ」といって、会をぶちこわしにするとしたらどうでしょうか。その演者は、司会者の言葉を聞いた瞬間、激しい怒り(感情)が起きたのです。「無評価で観察」の「マインドフルネス」は、こういう「瞑想」の場面でない瞬間の心得は訓練しないでしょう。 しかし、このような時にも、自己の内面を観察し賢明な対応をするのが、SIMTになります。自分の怒りは自分の評価基準が働き、司会者には司会者の評価基準が働き、あの発言になったのだと、現在進行形で評価し、適切な応答を表出する、、、。 「瞬間的に」観察評価するのが「マインドフルネス」です。高度の禅にも「マインドフルネス」=「正念」があります。花園大学の教授だった秋月龍aは、悟ったあとも「正念相続」と言っています。 対象的でない、自己を超えた働きをいうのが「宗教的」ですが、多くの専門家には、それ以前の叡智的世界、叡智的自己のマインドフルネスで十分です。各人の自己中心的な評価、エゴイズム、闇の心理に気づき、発言、行為を誠実に表出する。これが実践されれば、カルトはありえないのですが。 注意された演者が「すみません。つい夢中になり、気づきませんで。」といって、次の演者に登壇してもらう・・。会が所期の目的を達成できます。一つの例です。 あちこちで、大小のグループで、弱い立場のひとが苦しめられているはずです。差別、偏見、ハラスメント、批判者の排除、・・・。 ◆西田哲学の現実実践化 マインドフルネスSIMTは、「自己とは何か」「生きるとはどういうことか」を思索した西田哲学の認識論、実践論、実在論を、現実に実行するための一つの粗い実践モデルです。西田哲学は、 どの領域でも、すべての人に、認識する瞬間に、実践(行為)する瞬間に、独断偏見が働くことも教えています。今、国際的にも、国内でも、数々の難しい状況で世界中に、日本中に、苦しむひとが大勢います。独断偏見が渦巻いているのです。 これまでは、西田哲学の研究者が研究を発表しているにとどまり、現実に活かされていません。 https://blog.canpan.info/jitou/archive/2367 ★西田哲学が現実に活かされていないー西田幾多郎の孫の嘆き それぞれのポイエシスの領域で、一層進化したSIMTを研究開発していただきたいと思います。 「自己洞察瞑想療法」Self Insight Meditation Therapy(SIMT) 「無評価で観察」の瞑想を超えて、瞑想の時も、行動の時も、自己の内面を観察し、いきがいとする人生価値を実現する人生を生き抜いていく。自己中心的な評価基準が自己や他者を苦しめ、社会の発展を阻害する。自分の見方、考え方、行為が独断偏見の本音で汚染されていることに気づき、抑制し、世界に貢献できる立場で見て、考え、行為する。西田哲学の実践化。
書籍 大田健次郎(2022)『「死」と向き合うためのマインドフルネス実践』佼成出版社 大田健次郎(2014)『 不安、ストレスが消える心の鍛え方――マインドフルネス入門』清流出版 大田健次郎(2013)『うつ・不安障害を治すマインドフルネス』佼成出版社 https://blog.canpan.info/jitou/archive/4893 【連続記事】地方創生SDGs 3.4 自殺の減少 ー 2022年 今年こそマインドフルネスSIMTで実現を |
|