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(13)自分というものの観察には3つの側面〜対象の見方、行為のしかた、自分とは [2022年10月11日(Tue)]
東京で、10月のマインドフルネスSIMTの体験会、近づいています。
https://blog.canpan.info/jitou/archive/5047

11月は、埼玉県蓮田市で、12月は、仙台市で。

マインドフルネス心理療法、SIMTとは
(13)自分というものの観察には3つの側面〜対象の見方、行為のしかた、自分とは

 =認識論、実践論、実在論

 地方創生SDGsに、国をあげて取り組んでいます。私たちの活動の最も重要なSDGsの領域は2つのゴール、ターゲットです。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4719
★地方創生SDGs ゴール4 質の高い教育をみんなに

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4714
★地方創生SDGs ターゲット3.4 自殺の減少

 この領域のうち後者については、SDGsに参加する前から、1993年から開始していたので、30年近く、活動しています。 支援のスキルも質の高いものを研究開発してきました。途中から、マインドフルネス心理療法の一つとしての「自己洞察瞑想療法」SIMTと名づけました。

 厳密な西田哲学によります。認識論、実践論、実在論という側面から、人間のありかたの全貌を視野に入れながら、観察方法を体系化します。

(表)観察する意識作用と自己
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(感覚的自己、思惟的自己は、行為を観察しない。罪な行為を犯すかもしれない。)

 SIMTは、この全体を観察する。参照文献のうち、A)とB)は、感覚から行為的直観まで、自己は叡智的自己までを観察する。
 参照文献C)は、感覚から自覚的直観まで、すべてと人格的自己まで観察する。

 そしてこれらは、実務的、実践ガイドの書籍である。西田哲学の学術書ではない。ブームになっている、自己観察のしかたのガイドブックである。

 「認知行動療法」という心理療法があるが、「認知」の部分が、認識論の領域に近い。 「行動」の部分が実践論に近い。
 従来の認知行動療法は、「観察」ということには、弱くて、認知を変える、行動を変えるという方法が前面に出ている心理療法である。
 マインドフルネスは、認知の有様を観察する、行動そのものを観察する心理的手法である。マインドフルネスには、種々の範囲があって、「何かの病気、変えたい症状」を治療できる「療法」になるかどうかは、臨床に用いてみないとわからない。

 意識作用のすべてにおいて、自己中心的な、他人には知られたくない「闇」の心理、エゴイズムの心理が働く。SIMTは、この心理を「本音」といって、その観察、抑制を重視する。しかし、他のマインドフルネスの流派では、こういう観察を強調するものは少ない。
 本音は、次に記載した。三浦綾子もこれに類似することをいう。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4589
https://blog.canpan.info/jitou/archive/3606

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5049
◆三浦綾子もいう

 覇権主義国家における他国侵略、国内の人権抑圧などのエゴイズムが、このエゴイズムの最悪のものである。そして、カルトによる人権侵害もエゴイズムの現れである。
 これ以外に、すべての組織で、団体で、力あるものが弱い立場のひとを苦しめる行為がある。 少数、革新、批判の排除や差別、 内集団びいき、 ハラスメント、誹謗中傷、言論の自由抑圧、など数々のエゴイズムの心理が働き、多くのひとを苦しめ、学問の発展さえも妨害することが起きている。 つらいひとは、うつ病になり、自殺させられる。 人間のエゴイズムは、決してなくならない。だから、常にこのことが教育されるべきである。

 西田哲学の学術書は、哲学者が多数著わしている。入門書として、次の本がある。

小坂国継(2022)『西田幾多郎の哲学』岩波新書
藤田正勝(2007)『西田幾多郎』岩波新書
藤田正勝(2020)『人間・西田幾多郎』岩波書店。 (「日本文化の問題」の深い哲学を理解せずして西田を批判する学者への反論も含まれている。)

(編集中です)



【関連記事】
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4937
★世界観・人間観の哲学を確立して自分の力で考え信念を貫いて行動すること

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4834
★一体どういうリソースなのか
 =薬物療法で治らないうつ病などが治るような長期的な支援をして自殺を減少させるのは

(続く)



SIMT=自己洞察瞑想療法。Self Insight Meditation Therapy(SIMT)
【SIMTの参照文献】
A)大田健次郎(2013)『うつ・不安障害を治すマインドフルネス』佼成出版社
B)大田健次郎(2014)『 不安、ストレスが消える心の鍛え方――マインドフルネス入門』清流出版
C)大田健次郎(2022)『「死」と向き合うためのマインドフルネス実践』佼成出版社
 以下、関連記事です。

【参考】坐禅のほかにも大切なことがある仏教

https://blog.canpan.info/jitou/archive/2687

瞑想でない場面では必ず評価するされるのが人生

 家庭でも、職場でも、ネット空間でも、言葉が飛んできます。身体行為も来ます。その瞬間、自分の本音で評価するから感情が起きます。

 評価して感情が起きるのは、当然です。家屋、職業を持たない出家ならば、感情が起きない時間が多いでしょうが、そうでないひとは、感情が起きます。当然です、周囲のひとが、自分を評価して、言葉、態度、行為を表出してくるからです。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/3589
★対人場面、仕事の現場の感覚思考行動は価値的に評価

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4146
★評価、判断とは

https://blog.canpan.info/jitou/archive/2787
★人間の本質は、叡智的自己。自分の地位、収入を得るものを重視する。他者のものを侵害しても自分のものを執着するエゴイストが多い。だからこそ、家庭や学校教育で、多様性、共生を尊重する心を成させるべきだが、日本は、それをしなくなっている。自己中心的な人間が多い。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/2424
プラクシス、自己成長ー職業で必要なスキル、技術、概念ではない

どの領域にでもあるエゴイズム

 人はみな、自己中心的な見方をするものだということを、仏教(大乗仏教) もキリスト教もおしえているようです。人間は、自分の命を保護するため、そこから、派生して、自分の地位、名誉、職業、職場を執着します。宗教者、学者もまぬかれません。批判説を許さない、排除する。メンバーの幾人かは、自分の身があやういので、トップ、幹部に忖度する、追従する。彼らも幹部になる。いつまでも、従来のものが多数派を形成して、継続される。そこにあてはまらない問題が出てくるので、従来説を超える説をいう革新説は排除される、変化は起こらない。このようであると、社会問題や難病の解決策が排除される。だから、大乗仏教の龍樹は、どこんも定義づけするなといった。それが宗教なのだろう。
 大乗仏教にも日本仏教にも深い人間哲学があったようで、新しい問題、難しい苦悩に取り組まないと苦しみ続ける人を救済せず活躍の機会を奪い、国全体の力が衰退します。世界における日本全体の力が衰えていきます。
 大学の学者のエゴイズムは、オルテガ、ほか多数の社会心理学者が教えています。

 力のない立場のひとが力を持つ者から苦しめられます。うつ病、ひきこもり、過労(幹部が配慮がない)、過労死、自殺に追い込まれる傾向があります。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/3795
★暗いボタン。闇の心だ。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/2669
★専門家の還元主義によって犠牲になっている市民

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4922
★シニア、長老が若者を搾取、伸ばさない。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5021
★誠実な少数派を排除し、自分たちの利益を重視する多数派、それが社会を害することを「自覚がない」 〜 外よりも内をひいきする闇の心

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4583
★社会に数々の本音、つまり、我利、我執、独断、偏見、権力への忖度、多数派による誠実なものの排除、いじめ、自分の生きがいや好きなものさえ守ればいいというエゴイズムが横行

https://blog.canpan.info/jitou/archive/3616
★専門家のエゴイズム、闇のこころ

https://blog.canpan.info/jitou/archive/3461
★みてみぬふりする

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4067
★無視、傍観される病、うつ病
 専門家はほかのことに関心を持って人生の価値として「幸福だ」と感じている。「うつ病を治す」「自殺をなくす」ということを人生価値にする専門家が大変少ない。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/2367
★西田哲学もまた現実に生かされていない
禅も深いものがある。世界的にエゴイズムが爆発して、世界中が不幸になっているが、現代の世界に貢献するかもしれないのに。 理解せずに西田幾多郎、鈴木大拙を否定する学者も。日本のすぐれた心の遺産を何と日本人が否定する。「自分が一番わかっている」という驕り。そういうことを批判した大乗仏教のはずなのに。 人間とは実に複雑。わからないことだらけ。わかれば、世界から紛争がなくなるのだが。どうしてあんなことをするのだろうか、やめられないのだろうか。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4100
★オルテガ=大学人がエゴイズム的になりやすい 〜 学生から批判されない、専門でない他の教授から批判されない、一般から批判されない 〜 何をしてもしなくても倒産することがない 地位、収入が安定している

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5018
★専門家の倫理
 実際、臨床せずに、文字だけいう者が多かったので、批判された
 論文を書ける者が実際の臨床ができるわけではない
 実際臨床は(生身の人間との対面行動)難しくて時間を多くさくので、研究や著作(思考作用を使うにすぎない)する余裕がない

https://blog.canpan.info/jitou/archive/2425
★大乗仏教−龍樹。とどまるな、押しつけるな。そこはらはずれたところで苦悩があるのだ。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4417
★普遍的真理、誰ももらさない救済をせず、内部でしか通用しない論理で執着し、メンバーにおしつけて、他者の苦をみない、自己満足。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4859
★学問的な議論も許さないない〜批判、新説を排除する長老。結果、古い学説が続く。企業なら時代や周囲の求めるものからずれて、倒産するのだが。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/2369
★マインドフルネス支援者の倫理

https://blog.canpan.info/jitou/archive/3099
★心理療法やマインドフルネスの領域でも、支援者側のエゴイズムが働く

https://blog.canpan.info/jitou/archive/3853
★正しさをごり押しする人間

力ある者によるエゴイズムを無くすために

 いい思いをしているのは、権力者の一部。多数の国民は苦しんでいます。状況を改善して、みな幸福になるためには、正当な批判、革新説を受け入れる。そのために、することは?

https://blog.canpan.info/jitou/archive/3002
https://blog.canpan.info/jitou/archive/3577
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4903
★権力は腐敗し自分の利益をはかる〜それを監視するジャーナリズム

 ジャーナリズムでなくても、革新、批判が活かされる場をどうしたらできるのだろうか?

 家庭における教育、学校教育、社会人教育、???

 今の学校教育は偏っている。エゴイズムの批判のある倫理(仏教にあるが)、哲学、社会心理学などを教えていない。

SIMT=自己洞察瞑想療法。Self Insight Meditation Therapy(SIMT)
【SIMTの参照文献】
大田健次郎(2013)『うつ・不安障害を治すマインドフルネス』佼成出版社
大田健次郎(2022)『「死」と向き合うためのマインドフルネス実践』佼成出版社


https://blog.canpan.info/jitou/archive/5042
【連続記事】マインドフルネス心理療法、SIMTとは

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4905
【連続記事】マインドフルネス心の世界遺産ー2022年
Posted by MF総研/大田 at 07:45 | SDGs | この記事のURL