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(10)「マインドフルネス」「無評価で観察」の種々の問題  [2022年08月08日(Mon)]

(10)「マインドフルネス」「無評価で観察」の種々の問題
 〜 (1)研究者(特に大学の)はさらに深いマインドフルネスを研究開発すべき

  無評価で観察のマインドフルネスは、自殺念慮の強い人にはかえって悪化させる傾向があることがわかった。
 MBCTは、一時的には抑うつを改善するが、完治させるものではない。寛解にある時に実践すると再発予防の効果がある。
 とにかく、うつ病は難治性の精神疾患である。薬物療法で治らないうつ病は、マインドフルネスSIMTで実践しても、1年近くかけて完治する(寛解ではない)。

 うつ病が軽くなった時、抗うつ薬を服用し続けても、完治せずに、QOLがよくないとされた。 https://blog.canpan.info/jitou/archive/4970

 とにかく、うつ病が薬物療法で完治しないひとが、3−4割いるという。 https://blog.canpan.info/jitou/archive/4955

 完治しないと、大きな出来事があると、悪化させて自殺をもたらすおそれがある。日本では、毎年、2万人前後のひとが自殺する。 薬物療法を受けていたひとも多い。

 こういう状況であるから、難治性のうつ病(不安症、PTSD,過食症なども)を完治させることができる心理療法を研究開発すべきである。マインドフルネスも、可能性が高いことが判明しつつある。

 そのような状況であるのに、こともあろうに、大学人の中に、おかしなふるまいをするものがある。内集団ひいき、多数決による革新説の排除、学問的な議論の拒否、・・・。

 国際状況が厳しい時に、小さな内集団ひいきで若手や進取の革新力を排除している時代かと残念に思う。無評価で観察のマインドフルネスも効果ある領域に用いていけばいいのだが、ポージェスのポリヴェーガル理論でいうように、無評価で観察は、何しろ 瞑想時だけの観察であるから、限界があるのは間違いない。
 瞑想でない時に、数々の心理的な問題「が起きる。
 もっと深刻な問題のために、瞑想時以外にも観察する手法も学問的に研究してほしい。

 うつ病や不安症の改善、自殺の予防に、意識を観察する手法で活動してきたので、この新しい学問領域としての「マインドフルネス学」についての領域の科学者の倫理についても、他によく見られるエゴイズムの問題を整理しておきたい。もはや、余命がながくない老体、次世代の若いひとたちが解決していただきたい。

 次の記事から、「マインドフルネス学」の問題の本題にはいる。

(注)
MBSR=マインドフルネス・ストレス低減法
MBCT=マインドフルネス認知療法
SIMT=自己洞察瞑想療法、日本で開発された。無評価で観察の瞑想にとどまらない。

【関連記事】

https://blog.canpan.info/jitou/archive/2425
★専門家の倫理
 世界の苦悩、問題は限りがないので、専門家は自分を超えたひとの活動を排除してはならない。 これが最高だと固執してはならない。仏教や禅、心理学、マインドフルネス学などの領域の大学人、精神科医、宗教者などが犯しやすい。
 そんなことをしていると(実際にしているから)国民が苦しんでいる問題について若手の研究者やNPO活動の芽をつみ、排除して、国民の問題が解消されない。結果、うつ病が治らない、依存、自傷、自殺、犯罪、反社会的カルトの犠牲、、、、。
 貴重な生命が失われていきます。専門家、研究者のエゴイズムはゆるされません。考えていきましょう。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4719
★SDGs 4 質の高い教育をみんなに
 社会に貢献できる少数派の学説も教育を

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★マインドフルネスSIMTで自殺の減少の取り組み


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【連続記事】専門家の倫理〜学者・医師・宗教者・マインドフルネス者

Posted by MF総研/大田 at 10:10 | エゴイズム | この記事のURL