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(5)内集団ひいきが社会の問題の解決をおくらせる弊害 [2022年07月15日(Fri)]
【連続記事】専門家の倫理〜学者・医師・宗教者・マインドフルネス者

(5)内集団ひいきが社会の問題の解決をおくらせる弊害

 「内集団ひいき」が社会の発展、問題解決を遅らせる弊害については、2019年11月にも、考えていました。
 これも「社会心理学」という人文科学です。仏教、禅、マインドフルネスなどの専門家も、「社会心理学」のような行為をしていて、自覚がない(アンコンシャスバイアス)ように見えてしまうところがあると感じるのは、私だけではないのです。少数説が、長い年月、主張されてきましたが、ほとんど教育されません。多数派が多いからです。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4432
★ 内集団びいき

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4434
★屈辱感から敵視=学者や宗教者さえも

https://blog.canpan.info/jitou/archive/2425
★専門家の倫理
 世界の苦悩、問題は限りがないので、専門家は自分を超えたひとの活動を排除してはならない。 これが最高だと固執してはならない。仏教や禅、心理学、マインドフルネス学などの領域の大学人、精神科医、宗教者などが犯しやすい。

 ここに、多数説、少数説を紹介しましたが、このあとにも、禅の学問、「マインドフルネス」の学問にも、新しい研究が出てきて、多数派説をゆるがすようなことが起きています。多数説は、広く浸透するので、学生や社会人に新しい情報は届きにくいでしょう。しかし、学問だから、新説が徐々に教えられていくでしょう。
 さすがに、科学、学問です。長い年月の経過で修正されていきます。しかし、宗教は変わりにくいでしょう。「学問」のような、「論理的」でないところがあり、検証不能なところがありますから。教義について宗教の自由がありますし、非課税であるために公的な調査も入りにくい。
 少数説の学問成果も、教育される制度ができればいいのですが、どうも、うまくいきません。SDGs ゴール4「質の高い教育をみんなに」ということは、自殺、家庭崩壊、人生を狂わせるような重大な領域については、本当に実現してほしいです。今の大学は、その学者の説だけが教育されます。偏ってしまいます。何かいい仕組みができないものでしょうか。

 瞑想時だけの観察だけではなくて、現場で評価している自覚なき執着嫌悪差別偏見などの心理も観察すべきだというマインドフルネス心理療法SIMTは、少数説です。うつ病などにいささか完治する実績がありましたが、これをいいと「評価」してくださることがないままに、消えていきます。
 ただし、文字で残したので、10年か20年後に、次世代のひとが再興してくださることを期待します。ぞして、SIMTは学問ですから、粗いところを精密に、間違いを修正して、発展させていただきたいと思います。これからの1年ほど、種まきをしたいと計画しています。一粒でも10年後に、花咲き実ることを期待して。

【連続記事】専門家の倫理〜学者・医師・宗教者・マインドフルネス者
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【連続記事】専門家の倫理〜学者・医師・宗教者・マインドフルネス者 (1)問題提起

(2)なぜ、エラい人は高圧的に振る舞ってしまう?

(3)多数派の「自覚なき力」に要注意
 〜 外よりも内をひいきする心のメカニズム

(4)多数派の絆の強さが歪んでしまう「黒い羊効果」

(5)内集団ひいきが社会の問題の解決をおくらせる弊害

(6)難治性の病気は、少数派であり、その研究者治療医師は少数
 少数だからといって、「無用」といってはならない
 薬物療法で治らないうつ病を研究、治療する医師は少数派である
 少数派だからといって、多数決で排除してはならないはずなのに
 「うつ病を治すという評価観察のマインドフルネスを必要とするのは少数だから無用」 といって排除する多数派

Posted by MF総研/大田 at 21:44 | さまざまなマインドフルネス | この記事のURL