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看護師の長時間労働や心理的なストレス・悩み [2022年05月20日(Fri)]
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医療従事者の燃え尽き・自殺(4)
 〜 看護師の長時間労働や心理的なストレス・悩み

 医療従事者のうち、看護職の勤務時間も多く、職務に関連するストレスが大きくてうつ病、自殺も多いです。

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★看護師は一般人口より自殺リスクが高い

 平成30年の「過労死等防止対策白書」について看護職について述べています。

 「看護職員調査結果によると、業務に関連したストレスや悩みの有無は、「ある(あった)」 (88.6%)、「ない(なかった)」(10.0%)との回答であった。」

 長時間労働が生じる理由は、看護職の場合、次のとおりでした。

 「勤務時間が終了しても病院から早く退出できない、または勤 務開始時間よりも早く出勤する理由は、「看護記録等の書類作成のため」(57.9%)で最も 多く、次いで「人員が足りないため」(48.5%)、「院内の研修会・勉強会に出席するため」 (47.9%)救急や入院患者の緊急対応のため(45.0%)」など。

 ストレスや悩みについては、看護職員によると、業務に関連したストレスや悩みが「ある(あった)」と回 答した看護職員について、その内容をみると、次のとおりでした。

「職場の人間関係」(41.8%)が最も多く、 次いで「夜勤(宿直勤務含む)の負担の大きさ」(37.8%)、「時間外労働の長さ」(36.7%) 「患者(家族)からのクレーム対応・訴訟リスク」(29.9%)、「上司からの指導、部下・後輩等への指導」(29.5%)」

 対策としては・・。

 「過重労働の防止のために実施している取組は、医療事務作業補助者や看護補助者の増 員、メンタルヘルスに関する相談窓口等の設置が多い」とされている。

 「なお、看護師等の夜勤対応を行う医療従事者の負担軽減のためには、勤務間インター バルの確保等の配慮が図られるよう検討を進めていくことも必要である。」

精神障害になる理由

 看護職がうつ病やPTSDなどの精神疾患になることも多いようであるが、白書には次のように記載されています。

 「看護職員の事案の割合が多い精神障害事案に関して、労災支給決定(認定)された要 因をみると、事故や災害の体験が特に多く、暴力や暴言の被害を受けたもののほか、施 設内での殺人事件、自殺等を目撃したものもみられた。」

 「また、看護師等については、暴力等を受けたことや患者の自殺等の悲惨な事故や災害 の体験等が精神障害と関連していた事案が約8割を占めており、こうした危険に対する 日頃の通報体制の整備、被害を受けた労働者に対する就業上の配慮や適切なメンタルヘ ルスケアの実施や医療機関への受診の勧奨等の事後対応を実施することが、職場におけ るメンタルヘルス対策として重要であると考えられる。」

 このように看護職は、精神疾患になるおそれがある職種であり、メンタルなケアが求められます。精神疾患の治療法として、薬物療法が中心では、このような問題の改善は十分には期待できないでしょう。一般住民相手でも、精神療法を提供できる医師は少なく、うつ病やPTSDなどになって治らない人が多いのですから。うつ病については、3−4割が完治していないのです。それは、医師や看護職が、うつ病になった場合も同様でしょう。離職、自殺が起こるでしょう。

 そこで、対策として、心理職(臨床心理士など)の活用です。心理職に期待する医師がおられます。

(続く)

医療従事者のうつ病・自殺
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Posted by MF総研/大田 at 06:14 | 看護師 | この記事のURL