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医療従事者の燃え尽き・自殺(2) 〜 医師の仕事の特徴 [2022年05月18日(Wed)]
【連続記事】今年こそマインドフルネスでSDGs3.4 自殺の減少を
 〜 自殺防止 2022年
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医療従事者の燃え尽き・自殺(2)
 〜 医師の仕事の特徴 〜 長時間労働

 医師は自殺率が高いといわれます。医師の自殺は、仕事に関連するストレスによってうつ病になって治らないで自殺するということが多いでしょう。(看護師も

  朝日新聞デジタル 2019/5/23でも、大野智氏が、医師の自殺について報道しています。
     「 医師の働き方改革を議論する厚生労働省の検討会が今年3月にまとめた報告書(※1)には、「医師は、全職種中、最も労働時間が長い」と強調されています。そして、日本の医師がおかれた現実として 「3.6%が自殺や死を毎週または毎日考える」 「6.5%が抑うつ中等度以上」 「半数近くが睡眠時間が足りていない」 「76.9%がヒヤリ・ハットを体験している」」
    (※1)厚生労働省「医師の働き方改革に関する検討会 報告書」(平成31年3月29日)
    https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_04273.html
 医師の仕事の特徴が2つあるとされます。一つは、労働時間が長いことです。2つ目は、心理的なストレスが強いことです。

 まず、労働時間が長いこと、過労気味になりやすいことです。過労から脳血管、心臓系の病気で過労死もありますが、うつ病になっての自殺もあります。

 過労死等が多く発生している又は長時間労働者が多い との指摘がある職種・業種として、自動車運転従事者、教職員、IT 産業、外食産業、 医療、建設業、メディア業界があります。

時間外労働が発生する理由

  日本医事新報社の記事 に時間外労働が発生する理由の情報があります。
     「時間外労働が発生する理由(複数回答)を勤務医に尋ねたところ、「診断書やカルテ等の書類作成」が57.1%で最も多く、次いで「救急や入院患者の緊急対応」(57.0%)、「患者(家族)への説明対応」(51.8%)、「手術や外来の診療時間の延長」(47.5%)、「院内の研修会・勉強会への出席」(38.7%)などと続く。」

     「過重労働防止に向けて必要だと感じる取り組みについては、「医師の増員」(57.6%)、「当直・夜勤明けの休みの確保」(52.0%)、「医療クラークの増員」(49.0%)を挙げる勤務医が多かった。」
 長時間労働、過労がなぜ、うつ病になり、自殺をもたらすかというと、身体疲労、睡眠不足になりストレスになります。すると、交感神経が過敏ですから、免疫細胞ミクログリアから炎症性サイトカインが分泌されて、脳の種々の部位に炎症を起こして、うつ病になるひとが多いのです。

 この事情の改善のためには、次のような対策が求められています。

 「過重労働防止に向けて必要だと感じる取り組みについては、「医師の増員」(57.6%)、「当直・夜勤明けの休みの確保」(52.0%)、「医療クラークの増員」(49.0%)を挙げる勤務医が多かった。」

 こういう対策は、いわば、経済社会的な支援、ポイエシスの側面の対策といえます。
 これに加えて、医師は特有の心理的ストレスによっても(次の記事)、うつ病になる原因であるようです。医師は、かなり強い心理的ストレス(次の記事)を受けます。これによるうつ病予防、自殺防止の対策は、医師の内面のこころ(プラクシス)の対策も加えるといいと思います。
 労働時間の対策をとっても、なお一部の医師は、うつ病になるでしょう。そじて、薬物療法で効果がない3−4割に該当するかもしれないからです。

(続く)

医療従事者のうつ病・自殺
【1】  【これは2】  【3】  【4予定】
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4893
【連続記事】今年こそマインドフルネスでSDGs3.4 自殺の減少を
 〜 自殺防止 2022年


Posted by MF総研/大田 at 20:36 | 医者のストレス | この記事のURL