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人間の本質は自分のものに執着 [2022年04月26日(Tue)]

人間の本質は自分のものに執着

 ウクライナでひどいことが起きています。日本でも起こりえます。日本でも、あちこちで、ハラスメントが起きています。映画界のこと、北海道の陰惨ないじめ、木村花さんを自殺に追い込んだ誹謗中傷、・・。大学でも、起きています。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/2934
★人間の本質は自分のものに執着

 西田哲学はいう。ひとは、本質的に叡智的自己であり、自分の価値だけを重視する。他のことには、無関心となる。強い独断偏見を持ち、行動を起こし他者を苦しめるものがいる、と西田哲学が教えています。

 ひどいひとは、他者を苦しめます。うつ病に追い込み、一部の人を自殺に追い込みます。

 本の書評で、次の言葉があります。

 「社会学者の筒井清輝は人間は本質的に自分の所属する集団の外には無関心であり、普遍的人権思想の歴史は長くはないと述べる。」(「人権と国家」筒井清照を紹介した評、阿古智子氏、朝日新聞、4/16)

 自分の思想、歴史観、世界観に執着して、それに合わないからと、殺すことまですることを正当化する、それを同意する、・・・。そういうことをしてはいけないという普遍的人権は、まだ、歴史的に浅いのだという。認めていない人もいるのだという。だから、今も、あちことで殺戮が起きている。

 人が苦しんでおられるのに、無視、傍観、無関心、・・・、ひどい場合、苦しむ人たちのために働こうとするひとを妨害します。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4960
【連続記事】専門家のエゴイズムー2022年

Posted by MF総研/大田 at 21:26 | さまざまなマインドフルネス | この記事のURL