コロナ下の自殺、若年女性で顕著に増加
[2022年04月14日(Thu)]
コロナ下の自殺、若年女性で顕著に増加メディカル・トリビューンが、新型コロナ感染症による失業で、若い女性の 自殺が増えているという報告を伝えています。コロナ下の自殺、若年女性で顕著に増加 「この間の失業率は、図2のように推移し、自殺件数の増加と同様の傾向を示した。」 このように、自殺の増加が失業率の増加とぴたり一致しているのです。それで、若い女性の経済的な支援が求められます。 それはそうなのですが、不思議なことがあります。 若い女性ですから、まだ、親が生きているのではないでしょうか。どうして、親からの仕送りをしてもらうとか、親元に戻ることをしないのでしょうか。どうして、失業と同じ傾向なのでしょうか。 逆に、失業した若い女性がすべて、自殺なさったわけではないでしょう。色々な方法で生き抜いておられる人も多いはずです。 ひとが生きていくこと、死ぬことは単純ではないのでしょう。経済はとても大切です。経済問題だけではないのでしょう。経済問題ではない理由でも、若い女性は自殺が起きています。パワハラ、セクハラ、アカハラ、誹謗中傷、失恋、虐待でも自殺が起きています。生きることは単純ではありません。 自殺は複合的な要因で起きているようです。次の報告がありました。 https://www.lifelink.or.jp/Library/whitepaper2_1.pdf ★自殺対策支援センターライフリンクによる分析 家族に不和(P21)も大きい https://www.mhlw.go.jp/content/h28h-2-02.pdf ★厚労省による分析、家庭問題もある(p65) 【参考記事】 https://blog.canpan.info/jitou/archive/3008 ★20代の自殺 https://blog.canpan.info/jitou/archive/4740 ★孤独、差別および自殺の問題 このような状況から、見えてくるのは、若い女性が失業した時、その住んでいる地域からのささえがなく、最後のささえである家庭の支えがないことです。 地域からも孤立孤独、家族からも孤立孤独ではないでしょうか。 失業した、そのことを悩み食べることもできないと悩むので、うつ病になります。救済の手がないと、うつ病が悪化して自殺です。うつ病には、自殺念慮という深刻な症状があります。希望のない状況のうつ病患者には、薬物療法も効果がないでしょう。経済的な支援と治療があれば、治る人もいるでしょうが。 しかし、失業した時に、保護者や地域の支援があると、とにかく、しばらく生きていけますので、うつ病になりません。自殺しません。景気の回復を待つ気になります。 家庭からの支援を求められない事情は、生育過程と関係があるでしょう。死にたくなっても、親もとに行けない、親の支援を得られない。 私は、新著で種々の哲学から「家族の愛」のすばらしさを述べたのです(p180)が、その家族の愛を持てない人がおられるのです。 長期的には、家族からさえも孤立してしまう環境の改善でしょう。日頃から、家庭から孤立している若い女性は、経済環境によって自殺が増加するようです。そういう傾向の人は、地域がささえる環境を日頃から作っておくことが必要であり、簡単ではないです。 声をあげれば、自治体が支援して、自殺はしないですむようにならないのでしょうか。そして、長期的には、家庭の愛を感じさせないような保護者にならないように保護者に成長してもらうことですが、厳しいですね。自分が、愛されないで育った経験があって、自分を愛することができず、子どもを愛することができず、そういう家庭で子どを育てるのです。 経済問題ばかりではないです。 【最近の記事】 https://blog.canpan.info/jitou/archive/4964 ★コロナ下の自殺、若年女性で顕著に増加 https://blog.canpan.info/jitou/archive/4963 ★子どもにもうつ病があり、そこから自殺も https://blog.canpan.info/jitou/archive/4962 ★現在のうつ病治療、自殺対策の問題点 https://blog.canpan.info/jitou/archive/4959 ★うつ病を治す、うつ病にならない、自殺予防の体験会、講演会 https://blog.canpan.info/jitou/archive/4955 ★薬で治らないうつ病が3−4割 =治す支援ができる心理カウンセラーが必要 https://blog.canpan.info/jitou/archive/4874 ★薬物療法で治らない場合でも、マインドフルネス心理療法SIMTで治る人も多い https://blog.canpan.info/jitou/archive/4949 ★欧米輸入の「無評価で観察」のマインドフルネスの限界 〜重いうつ病には使えない https://blog.canpan.info/jitou/archive/4947 ★無評価で観察のマインドフルネスは自殺念慮の強い人には危険? https://blog.canpan.info/jitou/archive/4943 ★最も深いマインドフルネスSIMTの本 https://blog.canpan.info/jitou/archive/4893 【自殺防止関連記事ー2022年】 |
Posted by
MF総研/大田
at 21:14
| さまざまなマインドフルネス
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