(10)アカデミック・マイナリティの差別 [2021年12月17日(Fri)]
(10)アカデミック・マイナリティの差別 種々の少数派、マイノリティの差別の批判が起きています。マイノリティも同じく人格であり、マイノリティであるがゆえの差別は批判されます。 学問的にも多くの領域で、異説、革新説は少数派です。仏教や禅の学問においても少数派が差別されています。新しい「科学」とされる「マインドフルネス」の学問においても、異説は差別されています。学者の説を批判する学説を主張すると、いじめられて、排除されます。講義などでも触れることはありません。表現する機会があると奪います。だから、異説が紹介されることはなく、全体主義的です。多数派は多数に理解され受け入れられるように複雑な事象をやさしいもの一つに還元し、全体に画一的に押し付けられます。ヴィクトール・フランクルや小坂井氏(下記)が還元主義、画一主義、全体主義という理由です。出版、大学教育はそれだけになり、国民はそれ以外の説、意見を知らされなくなります。 「アカデミック・マイノリティ」という語があるのかどうか知りませんが、たいていの団体から差別を受けています。(アカデミック・ハラスメントとは別ものです) どうして、学者も、多様性を受け入れて、共生しようとせずに、学的マイノリティを差別、排除するのでしょうか。少数意見も排除しないという倫理的基準を持たないためでしょう。 多数派がおかしな方向に行こうとする時、忖度、迎合せずに、批判することは、全体主義の抵抗です。アカデミックでは、少数説を排除するのは、日本の行く末が危険なことです。差別するところには、良心がないからです。トップの意向が幹部に忖度されてトップの暴走が抑制されず、その集団は、少数のトップたちの意向で動く日本になります。真の「民主主義」国とは言えません。 https://blog.canpan.info/jitou/archive/4417 ★小酒井氏=学問における全体主義を批判 多数派の学説を批判する学説は異端として排除されます。しかし、異端のほうが真相かもしれません。後に時の経過につれて明らかになります。 https://blog.canpan.info/jitou/archive/2670 ★ヴィクトール・フランクル=教育の使命 画一主義、還元主義、全体主義の批判 多種多様な「マイノリティ」の人々が、自由のある「民主主義」だとは思っていないのではありませんか。アカデミックでさえもです。それで学生や社会人が教育されます。 フランクルは、3主義に抵抗できる人を育てることが教育の使命だというのです。そのような教育をどこで行うのですか、大学、高校でしょう。日本では、そのはずの大学で3主義による解釈が教えられているとは何というおそろしい状況でしょうか。日本ではフランクルのいうような教育がされていないのです。大学がおかしいのです。オルテガがいうこと(下記)もそれに関連するでしょう。 https://blog.canpan.info/jitou/archive/3313 良心は学者こそ持つべき。自分の名誉、地位、収入のためでない学問。さもないと、国民も(〇〇も)学者を信用できなくなります。 https://blog.canpan.info/jitou/archive/4866 アメリカには、まだ、若手の革新を喜び、学問の自由があるようです。ノーベル賞の真鍋氏もそういうことをいっておられるのでしょう。 https://blog.canpan.info/jitou/archive/3673 https://blog.canpan.info/jitou/archive/3781 https://blog.canpan.info/jitou/archive/4464 対策の提案の予定 https://blog.canpan.info/jitou/archive/4886 https://blog.canpan.info/jitou/archive/4887 https://blog.canpan.info/jitou/archive/4885 どこかの病院、または、公立の大学病院で臨床試験を https://blog.canpan.info/jitou/archive/4886 https://blog.canpan.info/jitou/archive/2380 https://blog.canpan.info/jitou/archive/3889 ★なぜうつ病の精神療法が発達しないのか https://blog.canpan.info/jitou/archive/2736 ★患者の利益に立つ医療を(2013年) https://blog.canpan.info/jitou/archive/2708 ★深い観察のマインドフルネスは排除される せめて患者さんがこのブログをみてくだされば 幸い見てくださった患者さんがSIMTを実践して治った事例がたくさんになりました。照明してくださってありがとうございます。 https://blog.canpan.info/jitou/archive/4100 ★オルテガ=大学人は多数派(大衆)でいることで快楽を得る。背景には多数派でないと、多数派工作をして革新説、少数説が排除される。 https://blog.canpan.info/jitou/archive/3889 ★【目次・連続記事】【日本では、なぜうつ病などの心理療法が普及しないのか】 https://blog.canpan.info/jitou/archive/4875 【目次】無評価で観察のマインドフルネスを超えて |
Posted by
MF総研/大田
at 19:58
| さまざまなマインドフルネス
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