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(6)良心を目覚めさせる、特に科学者の(2) [2021年12月08日(Wed)]
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★治療を受けても治らず、薬を服用し続けるひとが多いのですが、高齢になってからの影響は 大丈夫なのでしょうか。平均寿命は? この状況が15年間、あまり変化していません。
とても気になります。 自己洞察瞑想療法で治る人もおられるのですから。一度、試していただきたいのですが、情報が患者さんに届きません。

★マインドフルネスSIMTで治った人達
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4564
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4565
http://mindful-therapy.sakura.ne.jp/m&a/evidence.htm

無評価で観察のマインドフルネスを超えて


(6)良心を目覚めさせる、特に科学者の(2)

 埼玉新聞の「焦点/争点」が「良心を目覚めさせる 〜 高まる「知」の重要性」を 論じた。(12月5日 埼玉新聞)

 「社会、政治、外交と、さまざまな問題が山積みし、未来が見通せない。だからなのか、人類が が着実に積み上げてきた「知」の重要性を説く議論が改めて熱を帯びている。」(同新聞)

 「京都大名誉教授の芦名定道が「ポスト真実の政治状況と人文知」(「世界」12月号)で当らのは、客観的事実より、うそやデマが影響力を持っている現状で「人文知(科学者の良心/倫理)になにができるか」だ。」

 「キリスト教思想が専門の芦名は旧訳・新訳聖書をひもとき、人の知恵には2種類あるとする。一方は今の社会でうまく生きるための「慣習的智慧」。他方は既存の秩序を批判する「転換的知恵」で、これこそが人文知に求められていると説く。
 転換的知恵には、ジャーナリストら幅広い人々の知性と良心を目覚めさせる力があると強調。 」(埼玉新聞)

 知性と良心を目覚めさせるというのは、崇高な目的だが、坐禅はそれも持たない。ただ、坐禅するだけである。動機づけがないので、 すたれていくだろう。 「マインドフルネス」は社会貢献=利他ができるので、世界中に広まりつつある。もう、日本の仏教には期待されないようだ。世界中のひとが、アメリカや東南アジア、フランスに期待する。

 「禅は目的を持たない」という多くの禅僧の解釈であるが、その解釈は江戸時代にできたものである。学者も追認してきた。学者の「良心」のはずである。

 一方、ジョン・カバット・ジン氏の「無評価で観察」のマインドフルネスのMBSRの実践法とは、ほぼ同じである。こちらは、「目的」を持つ。

 ほぼ同じ実践法が、目的を持たないのと目的を持つのとがある。現代人には、後者が「高い評価」を受けている。短期間で世界中に広まっている。これからも、前者はすたれていって、後者が成長していくであろう。

 前者は、大乗仏教の核心(他者の救済、深い人間哲学、エゴイズムの探求)も欠いていると指摘された(大竹晋「大乗非仏説を超えて」)ので、内部の人でさえも自己の宗教をほこらしく思うことが難しくなった。

 比べるものではないだろうが、「目的を持たない坐禅」(利他をしない、深い哲学探究をしない、エゴイズムの抑制などの目的も持たない)と「目的を持つマインドフルネス」とどちらを高く評価するかを問えば、どちらと思うのが本音であるか。前者だという理由は、「良心」を問われて、きわめて難しいだろう。

   宗教からは、江戸時代のままで、転換的知恵は生まれなかった。ジョン・カバット・ジン氏の知恵は、世界中で貢献できそうだという知の転換をもたらした。

 さらに、無評価の観察を標榜するのは, 主に理系の科学者で、実験によって「目的」を広げようとしている。8週間ほどで軽くなる痛みの緩和、うつ病の再発予防、集中力の向上など。バイアス、偏見、我見を自己洞察すべきという哲学や社会心理学という人文科学をぬきにして効果を試験している傾向が強い。

 さらに、問題がある。マインドフルネスは、無評価で観察だけでよいのか、それは、宗教の「目的を持たない坐禅」とほぼ同じ内容である。無評価で観察のマインドフルネスが、新しい秩序になっているが、これを批判する「転換的知恵」は、やはり人文科学であろう。

 「転換的知恵には、ジャーナリストら幅広い人々の知性と良心を目覚めさせる力があると強調。」(芦名定道氏)

 多くのうつ病患者が薬を服用し続けている。これで患者、家族は幸福なのだろうか。ジャーナリストら幅広い人々の知性と良心を目覚めさせる力のある転換的知恵がないだろうか。人文の科学者の知を期待したい。メディアの問題提起の期待したい。多くのひとが幸福だとは思っていない状況がある。


【古い記事=いまだに実現しない】
 来年からSDGsのパートナーに考えていただきます

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★(2013年)全国にうつ病が治らない人がいる

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★(2013年)薬物療法だけでは国民が苦悩し続ける
 完治まで導くマインドフルネスは難しい
 浅いマインドフルネスでは深い苦悩は援助できない

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★(2014年)各県に大きなマインドフルネスSIMTセンターを

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【目次】無評価で観察のマインドフルネスを超えて


Posted by MF総研/大田 at 15:40 | さまざまなマインドフルネス | この記事のURL