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(25)第4世代の認知行動療法としてのマインドフルネス [2021年09月16日(Thu)]
【連続記事】なぜうつ病になるのか なぜ自殺が起きるのか

(25)第4世代の認知行動療法としてのマインドフルネス

(2)無評価観察を超えたマインドフルネス
 自己洞察瞑想療法(SIMT)(3)

 時々、「第4世代のマインドフルネス」と言ってきました。たとえば、次です。
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4849
 「第三世代の認知行動療法と称される「無評価で観察」するマインドフルネスを取り入れた治療法が発展している。これもうつ病の治療に用いられた例がある。 ( 右矢印1 第4世代、第5世代)」

https://blog.canpan.info/jitou/archive/3085
★ジョン・カバット・ジン氏がMBSRは東洋に昔からあった深い自己観察への扉だといっておられる。もっと深い観察を社会問題解決に。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4054
★ポージェスも。だから、評価が起きる現場でも、マインドフルネス(自己観察)を開発したい。

 そして、弁証法的行動療法、マインドフルネス認知療法を検討しました。このほか、日本での著作が多いのは、ACT(アクセプタンス・コミットメント・セラピー)です。みな、無評価で観察するといっています。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4850
 「同じく、意識現象を観察するが、対人場面でない時の無評価の観察だけではなくて、対人場面では、意識現象の背後にある本音、本心を観察するのが自己洞察瞑想療法、SIMTである。たとえば、抑圧していたいやなものをも意識化するとか、自分の心の闇を評価反省抑制することを含む。無評価の観察を超えているので、第4世代の認知行動療法と呼ぶことにする。 ( 右矢印1 第4世代、第5世代

 そして、無評価の観察だけではいけないといい続けてきました。
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4236
★第4世代の認知行動療法? 第5世代?
 =種々の問題は、家庭、学校、職場で起きる、そこは評価の現場
 =「評価」の現場で、人生価値を実現するように評価判断するマインドフルネスの重要性

なぜ、 自己洞察瞑想療法(SIMT)で、慢性のうつ病やパニック症などが治るのか

 なぜ、 自己洞察瞑想療法(SIMT)で、慢性のうつ病やパニック症などが治るのでしょうか。 こちらに、考察しました。慢性うつ病の患者と慢性疼痛の患者の炎症が起きている部位は、共通のところが多いのです。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4872
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4873


そして、改善事例です。
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4874

 もうそろそろ、賛同してくださる人もおられるのではないでしょうか。昔から日本人が大切にしてきた自己洞察です。究極のところだけを言わずに、その途中も哲学的、心理学的、生理学的にも協調しながら深い自己世界を探求実践します。第3世代のマインドフルネスの応用できる領域を超えたところの社会問題が頻発しています。

 たとえば、成功していたかに見えていたひとが、ハラスメントだ、女性差別だ、すべて平等であるはずの人間の生命を軽視する偏見だ、などとして、批判されて、重要な役割からはずされました。あきらかに、「よくない」と「評価」されたのです。

 このような時には、苦痛を与えられた被害者がいます。ハラスメントされた人、差別された人、生命を軽視された人。苦痛を与えるので、批判、「評価」されたのです。
 被害者側を苦痛に追い込まないために。苦痛を与えられた被害者は、うつ病になったり、自殺したりすることもあります。
 そして、加害者側も批判されて重要な仕事などを失ってしまわないように。犯罪として立件されることもあります。

 第3世代のマインドフルネスは、表面的に感覚や行動を観察しますが、無評価なので、その範囲での問題に社会貢献できます。しかし、感覚で認識される発言や行為が自己自身の闇の心理、エゴイズム、独断、偏見で表出されていること(つまり、いじめ、ハラスメント、偏見、組織内の言論学問の抑圧、私利私欲、自己保身、自己弁護にまみれている)を評価、判断、抑制心を観察しないのです。東洋の大乗仏教も道元の禅もそこを厳しく指摘していたのです。これに関わる苦悩、ハラスメントなどが現代の日本に充満しています。
 うつ病になったり、従来の治療法を受けても治らないので、自殺していかれます。うつ病に追い込むところにも、力ある人のエゴイズムがあり、うつ病が治らないのに支援がゆきとどかないところにも、力あるひとのエゴイズムも働いています。 一体、どういうリソースが治りにくい心の病気を抱えている人を支援するのでしょうか。
    https://blog.canpan.info/jitou/archive/4834
    【連続記事】一体どういうリソースなのか
     =薬物療法で治らないうつ病などが治るような長期的な支援をして自殺を減少させるのは
 薬物療法も新薬の開発を、精神療法も慢性うつ病、パニック症などの新しい方法を、そして、マインドフルネスの分野では、第4世代の認知行動療法も一部貢献できることがあきらかです。下記の文献は、そのほんの最初のステップです。

 そして、このマインドフルネスSIMTも、になう人材がいません。これまで、支援していたマインドフルネス瞑想療法士も引退していかれます。本務を別にもつ人が多くて、ほそぼそと活動されていましたが、それも引退していかれます。
 今後も、いじめ、家庭問題、ハラスメントなどでうつ病になる人、慢性化するうつ病、治りにくい心の病気のひとはなくならないでしょう。そこからも自殺が起こります。自治体や国は、どうするのでしょうか。精神科医学関連の研究者や臨床心理学の研究者はどういう対策を計画されるのでしょうか。教育界、ビジネス界、宗教界は?

【第4世代の文献】
 大田健次郎(2013)『うつ・不安障害を治すマインドフルネス』佼成出版社
 大田健次郎(2014)『 不安、ストレスが消える心の鍛え方――マインドフルネス入門』清流出版

 さらに深く、すべての人の根源の絶対平等まで観察する、汎用性が広い第4世代の認知行動療法としてのマインドフルネスの本を執筆中です。12月の出版予定です。

(続く)

【連続記事目次】なぜうつ病になるのか なぜ自殺が起きるのか
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4786
Posted by MF総研/大田 at 22:52 | 自殺予防対策 | この記事のURL