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(9)執筆、講義などで忙しいと臨床もできなくなる [2021年08月26日(Thu)]

(9)執筆、講義などで忙しいと臨床もできなくなる

 7月22日から、このブログを更新できない状況が続いています。 執筆。講義などで忙しいと臨床もできなくなります。ブログ更新も執筆の一つです。 つらい精神疾患をかかえた人は、治るまでに1年使くかかります。文献研究、執筆、講義に忙しいと、臨床ができなくなります。自殺防止のために、精神療法を提供する臨床者が多数必です。そうでないと、最も下流にあたる自防止の支援者がいないと自殺が減少しません。

 40歳のころ、うつ病になり、禅で治ってから、人生が大きく変化しました。
 ここ30年近くの人生では、私の人生価値(基幹価値)は「日本的マインドフルネスSIMTの開発及び普及」ということです。
 この大きな価値の中でも、次のような中小の価値(枝価値)があります。

★研究=マインドフルネスSIMTに関連する科学学問の文献検討
  仏教学、禅学、西田哲学、内外の人間哲学、エゴイズム・闇の心の哲学、幸福の哲学、脳神経生理学、精神医学、マインドフルネス学、禅と日本文化の研究(「「マインドフルネス心の世界遺産」)など。

★臨床(治す支援)=うつ病、非定型うつ病、適応障害、パニック症, PTSD、過食症、家族の人間関係等で悩む患者(クライアント)に、マインドフルネスSIMTでの直接支援。25年になる。
 日本に昔からあった、我見我利我執((専門家のものを現代語でいえば、エゴイズム、闇の心、ハラスメントなどという)を評価観察し抑制する、深い禅を現代的に構成したマインドフルネス、自己洞察瞑想療法(SIMT)。 マインドフルネス瞑想療法士レジスタードマークの資格創設。  最近は、地方創生SDGsの事業として実施中。
http://mindfulness.jp/sdgs/mokuji-sdgs.htm
http://mindfulness.jp/sdgs/20-02-target3-4.pdf
 苦悩する人に直接かかわるので、これを最も重視する。薬物療法では治らない難治性のうつ病、パニック症、過食症、PTSDの患者であり、長期間治らない患者が大部分であって、支援も長期にわたる。だから、この活動には、多くの時間をかけることが必要になる。SIMTならば、一人が、治るまで10カ月かかる。
 10のセッションを毎月1−2回説明、これに1時間30分、日記を見ての積積的なアドバイスを書いて郵送する仕事に毎月一人1回、2−5時間(もっと多くかかる人もいる)、メール、電話での質疑応答、クライアントによってかかる時間が違う。
  かかえる病気、おかれた状況、育ってきた家庭環境の違いがあり、患者の苦悩は多様であり、支援ではこれが、もっとも重要であり、もっとも難しく、エネルギーを使う。カウンセラーも長期には、自己や家族に悩み事も生じるし、心身の不調もありえる。その状態であっても、コミュニケーションには冷静でなければならず、こちらも疲弊しないようにしなければならない。応答が失敗すると、自殺されるかもしれないクライアントのいのちがかかっている、ほかの人がやりたがらない仕事であろう。支援者になるひとが大変少ない。慢性うつ病、慢性パニック症、慢性の過食症などは、ボランティアではするひとがほとんどいない。各人には、食べるため子どもの教育のため収入を得ることにもなる本業があるからである。
 こういう難治性の疾患には、認知行動療法、対人関係療法があり、マインドフルネス心理療法も認知行動療法であり、MBCT,SIMTなどがうつ病に効果がある。政府が真剣に検討して、医師または心理士による新しい治療組織をたちあげるべきである。そして、患者が誰でもわかるように、各都道府県はここで行っていると明示すべきである。情報が届かないと、自殺が起きてしまう。
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4052

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4489
★哲学においても、研究室での文字研究思索と、現場での臨床とは別ものです。西田哲学にも、実践哲学(注)があるのですが、現場で実践している哲学者を見つけることは困難です。だから、西田哲学の真意は社会に還元されていません。
 (注)特に西田が実践を論じた2つの論文がある。「実践哲学序論」「ポイエシスとプラクシス(実践哲学序論補説)」

★臨床(予防支援)=予防的なマインドフルネスSIMTの実践会、「マインドフルネス心の健康体操」。1か所で1−2時間、コロナで中止した場所もあり、今は、2か所で、月3回。 新刊本で紹介する3人の故人は終末近くまでこの会に参加された人。
 新刊本の出版後は、がん患者さん向けの実践会を別な形で開催したい。告知されて1年以内に多い自殺を予防する。そして、10年も続く闘病期間も。うつが発症してしまった患者さんの「支援は、上記の★臨床(治す支援)になるでしょう。ただし、多数はできませんね。支援者になる人が多数現れてほしい。ターミナルケアまで続く。

★講演=時々、依頼によって行う。最近は、SDGsとして行う。
 うつ病などが治らない、自殺が起きる。どうしたらよいか。今、どこも、新型コロナ感染症の対策に多忙であるから、これが収束してから、とりかかっていただくようにお願いしたい。

★機関誌「マインドフルネス精神療法」の編集、執筆
 日本で唯一のマインドフルネス心理療法の専門雑誌。今は、執筆者が少ないので、毎年1回。機関誌第7号は、SDGsのターゲット3.4自殺の減少にマインドフルネスSIMTを活用していただけるように、SDGsの自殺減少対策とマインドフルネスSIMTを特集として、編集中。全国の都道府県の「SDGs担当部局」に送るつもり。コロナが収束したら、協同事業をお願いしたい。

★新刊本の執筆=マインドフルネスSIMTの本は、2冊刊行しましたが、3冊目を執筆中です。3冊目は、最も深いマインドフルネスSIMTです。絶対無、禅の悟りに該当するところまでをカバー。特に、がん患者の「死」の問題の観察探求まで。対象的な自己を超える日本的霊性というもの。がん患の自殺防止にもなればと。
 右矢印1 https://blog.canpan.info/jitou/archive/2302

 そして、どうしても公刊して書き残しておきたいテーマがある。専門家のエゴイズム、心の闇。公益よりも私益をとる。オルテガほか多くの哲学者がいう大学人の闇の心。 真実探求の科学者のはずなのに。 「マインドフルネス」にもある。

★講義=マインドフルネス瞑想療法士レジスタードマーク(MMT)の認定講座
  もう、私に時間がないので、これは若手のMMTにやっていただきます。テキスト執筆はまだ残っています。10回の講座で、30冊くらいのテキストの改訂、印刷。新しい成果で改訂していく必要がある。

★マインドフルネス精神療法研究会=深いマインドフルネス、西田哲学、人生の哲学などを検討し、実践もする会。 新型コロナ感染症により、今は、休止中。新刊本の出版後は、それも基本的テキストになるでしょう。がん患者さんのための実践会は別にする予定。

★ブログでの広報=このブログです。 自己、人生についての認識論(どう見るか)、実践論(どう生きるか、評価の現場ではどう観察するか、闘病の生活・病床では?)、実在論(真の自己とは何か)についての、仏教学、禅学、マインドフルネス学、精神医学、脳神経生理学、哲学などの成果をご紹介しています。

 高齢、病気、介護される状態になっていく、最期までできるのは、臨床(治す)でしょう。事務、ITなどで支援してくださる人の支援を受けながら。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/3622
★臨床試験も。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4867
★第3の痛みにも

このうちで、この1か月は

 私の人生価値として、簡単に「日本的マインドフルネスSIMTの開発及び普及」と いっても、細分化すると、このように中小の価値(枝価値)があります。それぞれが、全く別の世界になります。目的も内容も参加される人も別なひとたちです。双方向とそうでないものもあります。すべては、評価される世界ですが。そして、こんなに違う世界ですから、 同時に2つはできないと、リネハンがいうとおりです。

 そして、日本では、すでに、1945年に亡くなった西田幾多郎が教えていました。叡智的自己の限界です。自己の本務しかできません。他のことは全く眼中にありません。自己のことしか見えません。難治性のうつ病などを治すことを本務とする特別の任務を持つ人たちを各都道府県に置かないといけないのではないでしょうか。

 ★SDGsの事業としての臨床は、引き受けたひとがいるので、そして、新たに希望するひとが現れるので、各人10か月、やめるわけにはいきませんので、継続しています。
 そして、7月以来、★機関誌「マインドフルネス精神療法」の編集、執筆、および、★新刊本の執筆がピークに達しています。

 これら、3つの枝価値の遂行のために、このブログの更新をできなくなっています。このブログも、かなりエネルギーを要します。最近、発言や研究が、差別、ハラスメント、偏見だと批判される事件が頻発しています。そのようなことにならないように、根拠ある情報を発信したいと気をつけています。最近「マインドフルネス」をいうひとも差別的だと批判されましたね。そのようなことにならないように、このブログも時間をかけて更新させていただいています。すべて、価値の 現場は「評価」の世界です。無評価の観察の時とは違う世界です。

 学者のように、文献研究、論文や本の執筆を次々とやっていれば、臨床する時間もエネルギーもなくなるでしょう。慢性うつ病の臨床だけをする新しい専門職が必要です。 当事者による陳情 がないと変わらないのでは?

 機関誌、新刊本の仕事はまもなく完了しそうです。

 うつ病などが治らないひとがいますが、背景には色々な事情や経歴をかかえており、それがゆえに薬物療法では治りにくいようであり、その改善の支援をする場合、多大の時間を要します。一人のSIMTのカウンセラーが支援できる人数は、フルタイムで働いても、年間100人前後ではないでしょうか。複数体制で、オンライン、スマホなどを多用すれば、もっと多くのクライアントを支援できるでしょう。
 うつ病などを治して復帰してもらうとか、自殺をなくすためには、各都道府県にSIMTの臨床ができるひとが多数必要でしょう。もしほかの心理療法があれば、それでもいいですが。難治性ですから、新しい療法が必要な人が多いでしょう。
 うつ病そのものを発症させないとか、軽症のうちに回復させるためには、中学、高校、大学で予防的な教育も導入すればいいと思います。

 このブログのどの記事がアクセスされたか、わかる機能があります。(記事ごともアクセス数だけです。どなたがアクセスしたかは、もちろんわかりません。) この2,3日、次の記事がアクセスされました。関心を持ってくださるのでしょう。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4796
 ★中学生の自殺予防教育

https://blog.canpan.info/jitou/archive/2108
https://blog.canpan.info/jitou/archive/3046
 ★うつ病が治らないひとが2−3割
   治らないから自殺されていく! 
   うつ病は、「自殺したくなる」という深刻な症状がある。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/3732
https://blog.canpan.info/jitou/archive/3383
 ★円環的限定=すべての人の心の最も深いところで働いている作用があり、対象的にはつかめない。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/3881
 ★忖度社会ニッポン、傲慢人間

https://blog.canpan.info/jitou/archive/3891
 ★日本の組織の病。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4096
 ★ドイツの哲学者ガブリエル、日本には1000年前から実践哲学があった。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/3460
 ★早稲田大学でのマインドフルネスの講義

https://blog.canpan.info/jitou/archive/3428
https://blog.canpan.info/jitou/archive/3379
 ★日本の宗教者、学者の思想的な怠惰を叱責する人

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4630
 ★深い宗教のテキストは不変だが解釈が変わる

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4834
【連続記事】一体どういうリソースなのか
 =薬物療法で治らないうつ病などが治るような長期的な支援をして自殺を減少させるのは
Posted by MF総研/大田 at 18:20 | 私たちの心理療法 | この記事のURL