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(2)瞑想時の感覚だけでなく、常時、すべての意識を観察 [2021年06月13日(Sun)]
【連続記事】適応障害にもマインドフルネスSIMTを
 =うつ病、非定型うつ病、不安障害、過食症、自律神経失調症、家族の不和にも


【目次】マインドフルネス心理療法SIMTとは
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4819 (目次)

マインドフルネス心理療法SIMTとは
(2)瞑想時の感覚だけでなく、常時、すべての意識を観察

 マインドフルネスSIMTでは、感覚だけを無評価で観察するのではなくて、対人場面でもすべての意識作用を観察するのです。自分の独断的な評価がないかどうか観察します。

 観察する意識作用は、図のように、感覚、症状、想起、思考、感情、欲求、発言、行為、本音、目的、価値などです。

 すべての意識を観察しなければいけないのは、対人場面において、その反応いかんによって、目的を実現できることもあれば、他者を傷つけたり、自分が犯罪だと評価されて罪人になるかもしれないからです。
 たとえば、発言が、「ハラスメントだ」と評価されるかもしれません。また、相手の言葉を聞いた時に、ハラスメント、詐欺、うそではないか、誠実か評価しなけれなりません。

 うつ病、その他の精神疾患が起きるのは、瞑想時でなく、対人場面での言葉や動作のやりとりによって起こるからです。また、家族を苦しめて、家庭不和、家庭崩壊も対人場面です。瞑想時ではありません。
 人はみな、瞑想だけでは生きていけません。物サービスを消費し、代わりに自分ができるものを生産提供します。この時に、自分は他者の言葉を聞いて行為を見て評価し、逆に自分の言葉行為が他者から評価されます。 社会的行動をして、社会において働く必要があります。だから、その時に、自分も相手も精神疾患にならないように、ハラスメントや罪をおかさないように、また家族を苦しめないように、自分の意識内容を観察評価して、発言、行為します。
 そのようにできるように、心の使い方を訓練するのがマインドフルネスSIMTです。 無評価では生きていけません。無評価の感覚観察は、ごく一部です。

後編p10.jpg

(続く)

【参考書】大田健次郎(2013)『うつ・不安障害を治すマインドフルネス』佼成出版社。

『図解 うつ・不安障害を治すマインドフルネス 後編』
 下図は、本書のp10、セッション7

(上図は、本書のセッション7の高度な観察です。ここまでできるように、やさしい観察から、徐々に、深い観察にすすみます。うつ病、不安症などを治すためには、1年近くかかります。それほど、簡単ではない病気です。真剣にSIMTを実践するひとは、自殺しないですむのです。最近、また自殺が増加しています。人生には、つらい出来事が何度も起こります。SIMTで乗り越えていきます。)

https://blog.canpan.info/jitou/archive/2111
★ACTは、1年もかけて行うものではない

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4819
【目次】マインドフルネス心理療法SIMTとは

Posted by MF総研/大田 at 20:17 | さまざまなマインドフルネス | この記事のURL