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«産後うつ病で母親が我が子殺害や自殺 | Main | 薬物療法, 従来の認知行動療法では効きにくい心理的な苦悩、うつ、不安症がある»
大学生のうつ病、オンライン授業が多く孤独孤立から [2021年04月29日(Thu)]
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孤独・孤立問題

大学生のうつ病、オンライン授業が多く孤独孤立から

 新型コロナ感染症によって、オンライン授業が多くて、孤独、孤立感を深めて、大学生がうつ病になっている。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200902/k10012597361000.html

秋田大学では、昨年5月から6月にかけて、すべての大学生と大学院生、5100人余りを対象に調査を行い、53%の学生から回答があった。

それによると、女性の11.5%、男性の10.3%で、中等症のレベル以上のうつの症状が見られたということだった。

  福岡市にある九州大学では、昨年6月、大学生と大学院生を対象に調査を行い、3割ほどに当たるおよそ6000人から回答を得た。
それによると、「孤独感や孤立感を感じる」と答えた学生と、「気分が落ち込んでいる」と答えた学生が、それぞれ、およそ4割に上ったということである。

 このことは私たちも昨年みた。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4674

 なぜ、孤独、孤立からうつ病になるのかというと、うつ病になるのは、みな、同様の心理的なプロセスから起きる。孤独であるから、生活の時間でいつも面白くない。「いやだな」「つまらないな」「いつまでこんな状態が続くのか」などの、悲観的な内容の思考が多い。すると、不快な感情が起こり、副腎皮質ホルモンが血液中に分泌されて、血液脳関門を突破して脳内に入りこんで、脳の神経細胞を傷つけて、うつ病が発症する。
 不快な感情は、交感神経も刺激し続けて、自律神経失調症のように身体症状も引き起こす。

 こんなわけだから、大学のスクールカウンセラーも、うつ病の学生を医師の診断を受けるようにすすめ、また、それだけではすぐには治らないことが多いので、不登校とか自殺されないようにケアすることが望まれる。
 もちろん、薬物療法が効きにくい学生には、認知行動療法を継続的に行うことがよい。マインドフルネスはみな、うつ病の回復に効果があるわけではない。うつ病は深刻だから、治る効果があるとされるレベルのマインドフルネスでないと効果がない。予防と治すのは違う。
 ほかに、オンライン授業だけに限らず、不安症の学生もいるだろう。パニック症や社交不安症、または、そういう診断がつく程度でなくても、そういう傾向があると、やはり、つらいから、これも改善するようなケアを続けないと、不登校から退学になるおそれがある。不安症も治りにくいと感じている。オンラインでなくても、学校に行きにくくなる。親に相談しても治るわけではなくて、孤立を深める。8050問題にまで続くこともありうる。早く治したい。


(注1)SIMT=Self Insight Meditation Therapy/Technology。自己洞察瞑想療法/自己洞察瞑想法。大田健次郎『うつ・不安障害を治すマインドフルネス』佼成出版社。
 ブームになった、単独時の「無評価」の観察ではない。それとは異なる「対人場面」での「評価の現場」での観察スキルである。

(注2)斎藤環(2020年1月)『中高年ひきこもり』幻冬舎新書

(注3)川北稔(2019年8月)『8050問題の深層』NHK出版新書

(注4)読売新聞社会部(2019年8月)『孤絶』中央公論社

(注5)こちらに、治った事例の記事へのリンクがある。
 http://mindfulness.jp/simt-evidence.htm
http://mindfulness.jp/sdgs/21-goal-17.pdf
★内閣府の地方創生SDGs官民連携プラットフォーム
 =このうち、ゴール17がパートナーシップ

https://www.pref.saitama.lg.jp/a0102/sdgs_partner_registered.html
★埼玉県SDGs官民連携プラットフォームのパートナー


【目次】孤独、差別および自殺の問題を解決して身心の健康と生きがいある人生を地元で
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4740


このうち、「孤独・孤立問題の対策」の目次です。

【目次】孤独・孤立問題の対策
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4779
Posted by MF総研/大田 at 20:45 | うつ病 | この記事のURL