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ジャーナリズムは権力者の行為を見て評価、批判する [2021年04月01日(Thu)]

ジャーナリズムは権力者の行為を見て評価、批判する

 瞑想は、無評価の観察を強調しますが、現実の社会の現場は、評価されます。 そういう評価する、される現場での「行動時自己洞察」のマインドフルネスの研究をすすめなければなりません。無評価での観察は、坐禅とほとんど変わりません。 だから、前者は宗教を排除したものだというのは、おかしな排除思想ではないかと評価されます。

 ここに、ジャーナリズムにもエゴが働くことがあることを見ました。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/3003

 最近、官僚と企業の接待行動が、「評価」されました。ジャーナリズムが、それを指摘したことが発端でした。ジャーナリズムは、権力者の行動を評価して、是非を評価し、「非」と「評価」したら、報道します。だから、社会の正常化が期待されます。
 批判的に「評価」される側の人々は、自分の言葉、態度、行動が、何かの規範、基準、人道的な倫理などに違背しようとしていないか(欲求、計画段階)、違反していないか(行動の現在進行時)、「評価」すべきなのです。

 そして、批判するジャーナリズムも、自分の調査、報道における、言葉、行為が、これまた、虚偽、偏見がないか、証拠、根拠にもとずくか、自己評価しなければならないわけです。 ジャーナリズムも、評価されます。

 人は、自分の立場の優先的評価になる傾向があり、偏見、自己都合で解釈評価することを社会心理学が教えてくれます。昔の大乗仏教では、我利我執, 末那識として教えてくれました。自分の命を死守しようとすところが根底にあって、自分の地位、職業、名声、収入を優先させます。自分を批判するものを不快として、排除しようとします。学問においてもそれがあります。

 禅の語録には、独断的解釈、我利我執を捨てて自己成長せよ、体験によって事実を証明せよ(悟り、無生法忍、自内証)、利他(苦しむ人を救済せよ)などの多数の言葉がありますが、「ただ坐禅せよ」だけを選択的に抽出する研究者がいます。
 「マインドフルネス」の創始者のジョン・カバット・ジン氏は、7つの観察理念をあげましたが、実践技法としては、「無評価で観察」する瞑想を開発して教示しました。あとの6つの心得は、瞑想時でない時の「行動時の観察」が主になりますが、具体的な実践技法を、教示していません。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4755
★観察の7つの心得

 第一の、「自分で評価を下さないこと」ということは、もちろん、対人関係や仕事をする瞬間にも、違う形で求められます。たとえば、「女性は話が長い」という「評価」を含む発言で批判された人がいます。家族に対して「そんなことは嫌いだ」「するな」「せよ」という時に、自分の側の評価が加わっています。言いたくなる欲求が起きた時、言うかどうか評価判断しなければなりません。
 行動時の評価判断は必要な場合もあります。「偏見の言葉をいってはいけないよ」「電話がきたら、詐欺ではないかと判断しなさいよ」とか。こうした、行動時の評価観察の実践技法によって、うつ病、非定型うつ病、パニック症、過食症、家族の不和などが改善するのです。瞑想時の無評価観察もいい、ある種の問題の改善に貢献できるから。しかし、もっと深い観察を「宗教を排除したもの」と「評価」しないで、さらに学問的な研究開発を深めていかなければなりません。無評価だけに「とらわれ」て、とどまると、もっと深刻な精神社会問題を無視傍観することになり、後世のひとから批判されるでしょう。
 「観察技法」もいろいろあっていいのです。共生です。「宗教を排除したもの」などということをしないで、みんな、活用領域が違うところで貢献できます。「みんなちがってみんないい」(金子みすゞ)。

 また、「全体性」があるというのです。これも具体的な実践技法を教示していません。「マインドフルネス」が科学ならば、「とらわれず」、とどまらず、進展させなければならないわけです。行動時のエゴイズムの観察がないために、権力者、専門家の独断、偏見によって、善良な市民が苦しめられているからです。女性差別、偏見、パワハラなどは氷山の一角です。学問においても、独断的な、自己都合的なデータ操作があるわけです。

 自分や他者の言葉や行為に、独断、偏見、自己都合によってゆがめられていることは、大乗仏教の煩悩論、現代の社会心理学などで研究されていることがわかります。「MBSR]の「ジョン・カバット・ジン氏があげた、7つの観察理論の具体的実践技法の開発研究に参考になります。

 見る時、聞く時に、他者を害するようなことになってないか観察すれば、その時にすぐ、修正、おわびの言葉行為ができるはずです。自分の言う言葉を同時に自分は「聞き」ます。聞く自分の発した言葉が、ハラスメント、偏見ではないか「評価」する。これが、「行動時自己洞察」です。対人行動時の「マインドフルネス」です。無評価ではなくて、自分の言葉、行為が自分に同時に、聞こえ、見えますので、「無評価」ではなくて、偏見、エゴイズムで汚染されていないか「評価判断」する。

 技術、科学は深化発展していく。欧米の「マインドフルネス」も、一層深化発展していく研究をしなければなりません。「マインドフルネス」は、もっと広く社会貢献できそうです。


【連続記事目次】 マインドフルネスSIMT・評価の観察の證明
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4729
Posted by MF総研/大田 at 06:38 | さまざまなマインドフルネス | この記事のURL