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現実の社会問題の支援ができる手法 [2021年03月29日(Mon)]

現実の社会問題の支援ができる手法

 孤独、虐待、ハラスメント、いじめ、うつ病やパニック症、過食症などを改善する、自殺。「マインドフルネス」も貢献できていない。

 数年前の実情、今もなお変わっていません。(2014年の記事)

https://blog.canpan.info/jitou/archive/2961
【連続記事】マインドフルネスを推進するのは誰か

マインドフルネスの課題と限界が明らかになってきた

 下記の記事で、欧米の「マインドフルネス」を説明しました(2012年)。「マインドフルネス」の定義を狭くしてしまっています。手法が7つあるのに、1だけを強調し、そして、瞑想の時だけ。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/2437

 上記で説明したように、欧米のマインドフルネスも本来は、広く観察するのですが、だいたい、瞑想で、「(1) 自分で評価をくださないこと」だけになっています。 瞑想時のMBSRは、(2)〜(7)はあまり、トレーニングできません。
 しかし、日本のマインドフルネスSIMTは、(1)から(7)までのすべてを含みます。 (1)は、瞑想時ですみますが、(2)から(7)は、瞑想でない時のトレーニングの核心です。SIMTでは、「行動時自己洞察」といいます。瞑想でない時の「マインドフルネス」の定義に含まれます。(7)を見ればわかります。瞑想時には、こういう好き嫌いは起こりません。対面の時に、相手の行動をみて、イライラ、怒りの感情を起こして、自分の基準にとらわれて、激しい言葉で叱したり、落ち込んだり、暴力をふるったりします。
 (4)の信じる自分はどういうものか、MBSRには観察のテクニックがありません。ACTは、3つの自己を提案しています。MBSRには、自己の哲学についての観察がありません。
 この7つは、欧米のマインドフルネスの開発者、ジョン・カバット・ジン氏の言葉ですから、ほんとうは、瞑想でない時にも、こういう心得でトレーニングするはずですが、テクニックとしては、瞑想時だけを提示しました。だから、MBSRは深いものではないと本人が警告しています。
 リネハンの弁証法的行動療法は、この(7)に該当するところまで「定義」に含まれています。

 うつ病は、対人場面での心の観察をしないと、なかなか治りにくいようです。瞑想時には、受け入れ、とらわれない、などのことは起こりませんので、トレーニングになりません。
 うつ病などが治っていない人に、MBSRで治るようなことは言えません。うつ病は、マインドフルネスSIMT、自己洞察瞑想療法で、行動時自己洞察の観察のトレーニングを重視しますので、治るまでに1年くらいかかります。自殺もありうる深刻な病気です。
 だから、医師による薬物療法を併用しながら、治るまで支援できるカウンセラーが地元におられることが望ましいです。深刻なうつ病などの人に、浅い療法を行うと、治らず、もっと深い療法も忌避してしまうトラウマを起こして、深刻な状況に追い込むかもしれません。マインドフルネスには、いろいろあることを、支援者もクライアントも知らない状況で、治っていないクライアントに浅いサービスを提供していいのかという倫理的心理。支援者の生きがいの心理を優先していることの観察。

http://mindfulness.jp/sdgs/20-02-target3-4.pdf
★うつ病、非定型うつ病はこんなにつらい病気です。
 うつ病のことをよく知らないで、浅いマインドフルネスしかしらない支援者がかかわると、もっとつらくさせて、悪化させ、自殺されかねません。浅いマインドフルネスで、うつ病が治っていない人にかかわるのは問題です。「マインドフルネス」の支援者に、倫理的なガイドラインが必要だと思います。寛解のひとの再発予防とはまったく違います。

http://mindfulness.jp/ma-therapy/jikodousatu/zu-yokuutu.htm

 いじめ、若い人、産前産後の女性、パワハラを受ける人、過労の勤労者、孤独の高齢者などに、うつ病、自殺が多いので、 マインドフルネスでも支援体制を広げたいですが、 「マインドフルネス」は種々あります。自殺防止のためにも、業界、学会が倫理基準を作ることがのぞましいと思います。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/3322
★ここでも述べました。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4740
【目次】孤独、差別および自殺の問題を解決して身心の健康と生きがいある人生を地元で


【目次】 マインドフルネスSIMT・評価の観察の證明
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4729
Posted by MF総研/大田 at 10:22 | さまざまなマインドフルネス | この記事のURL