• もっと見る
«(10)Goal 10「国内および国家間の格差を是正する」 | Main | (12)Goal  9.産業と技術革新の基盤をつくろう»
(11)Goal 12.つくる責任 つかう責任 [2021年03月22日(Mon)]
地方創生SDGs 官民連携プラットフォーム
私たちは持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています。

  当法人のSDGsの取り組み

(11)Goal 12.つくる責任 つかう責任
 持続可能な生産消費形態を確保する

 生産と消費の形態に関する目標であるから、内面の心理は関係なさそうに見えるが、実はそうとも言えない。団体、企業の個人が不正、ハラスメントを働いて、社会の信頼を失うことは多い。
 トップの意向を忖度して、言うべきことを言わず、すべきことをせず、不正、エゴイズムの行為を見て見ぬふりして、長い期間のあとに、発覚して、大問題にな り、社会の信頼を失い、組織の存続が難しくなることもある。

 SDGsにも、 「いいことをしているはずなのに、陰ではひどいことをしていた」「いいことをしていることに集中しすぎて、負の影響について考えていなかった」というような歪みがおこることがあり、「SDGsウオッシュ」というそうだ。下の【目標12】に記載した。

http://mindfulness.jp/sdgs/21-goal-12.pdf
【目標12】

 欧米の「マインドフルネス」の専門家は、「集中力」の向上をいうが、上記のとおり、集中力は無条件に「よい」ことではない。悪事、ハラスメント、他の人を苦しめていること、狭い枠内にとじこめることに集中する・集中させられるのならば、広い視野からみる社会的には害となる。その点で、リネハンの弁証法的行動療法の「マインドフルネス」に、「価値」があるのは重要な意味がある。さらに「自分」の価値だけではなくて「相手」の価値、両者を包む「社会」の価値も考慮すべきである。

 人は、叡智的自己として、自己中心的であるから、自分では正義の行動のつもりであっても、自利のために行動して、組織を崩壊させることも起きる。
 そういえば、マインドフルネスについても不都合なことが起きており、「マインドフルネス・ハラスメント」と私がよんだが、「マインドフルネス・ウオッシュ」とも呼べる事態である。
 https://blog.canpan.info/jitou/archive/3589
  ★マインドフルネスの悪用

 西田哲学は、個人の不正と組織の不正をいう。
https://blog.canpan.info/jitou/archive/3476

 こういう弊害が起きて、生産消費の持続を崩壊させないためには、内面のエゴイズムの心、ウオッシュの観察、気づき、抑制の教育も重要である。マインドフルネスのうちでも、集中力のような問題ではない。西田哲学は、「至誠」の実践だという。

 「闇の心」がいけないことはわかっているというだろうが、現実には気づかずに犯すことが多い。学者でさえも、オルテガがいうとおりである。
 至誠をいう西田哲学であるが、実際に実践されなければ知っていることにならない。
https://blog.canpan.info/jitou/archive/3495

 現実の世界は、知ることと行動することとが同一だからである。


【ホームページの目次】
http://mindfulness.jp/sdgs/mokuji-sdgs.htm

【ブログの目次】マインドフルネスSIMTによるうつ病などの改善はSDGs(持続可能な開発目標)に関係する
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4713

http://mindfulness.jp/sdgs/mokuji-sdgs.htm
★自治体、団体、企業と、このNPOとのパートナーシップで
Posted by MF総研/大田 at 18:41 | SDGs | この記事のURL