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(8)自分が偉いと思い込んでいる男たち [2021年03月18日(Thu)]

孤独、差別および自殺の問題を解決して身心の健康と生きがいある人生を地元で
(8)自分が偉いと思い込んでいる男たち

 女性蔑視が問題になっているが、差別、偏見、排除は、 自分が偉いと思い込んでいる男たちによっても引きこされる。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4100
★オルテガ 慢心の人。自分の主張をするだけ。他人の話をきかない。
(もちろん、全部のひとではないだろうが)

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4671
★美しい日本の心、至誠が失われたか

  朝日新聞で、高橋源一郎氏が論考を載せた文の一節にこうある。

https://www.asahi.com/articles/ASP3K31QTP31UPQJ014.html
     「なぜ、「自分がエラいと思いこんでいる男たち」の話は長くなるのか。他人の話を聞かないからだ。自分以外の人たちにも話したいなにかがあるとは想像できないからだ。もうずっと長い間、そうだった。」
 こういう心理は、大乗仏教では煩悩のうち、慢心であり、抑制するように指導されるのですが、たいていの専門家がそういう内面の闇の心理を観察するトレーニングをしないので、こういううぬぼれ、慢心を表出してしまう。参加者を不愉快にさせ、司会者を辱め、会をぶちこわす。こんな集会には、もう二度といかないと思わせるだろう。一人の「エライと思いこんで」いるうぬぼれる人間が、大勢の他者の価値を崩壊させる。

 そういうことがあるようだ。ある統一的なテーマで数人が話をすることになっていたが、一人があまりに長くなりテーマから離れてその個人の専門とするテーマの話になっていたので、時間配分を気にした司会者が、「そのへんで」といったら、大勢がいたのに、激しく怒った。「私の話を聴きたいひとがいるのだ」と。これも大学人であった。自分のことだけ。

 ある僧侶は、「話してくれといわれないならば、しゃべるな」といった。一つの見識だろう。 座談会で、意見をいってくれと言われないのに、他の人がしゃべっているのに、しきりに途中から話者の言葉に刺激されて、話を奪ってしまうものがいた。本当は、話者の人の話をききたいのに、他者から中断される。

 このようなことをいう人がいた。「他のひとが話している時には、求められない限り、発言したくなっても、7度考えてから発言せよ」と。意見を言ってくれという場になったらいいのだが。
 他人の意見を聴こうとせず、自分のことばかり 話すことは、よくあることのようだ。

 次の記事でオルテガがいっていたといって、私は次のように書いた。
    https://blog.canpan.info/jitou/archive/4745

     「各種の専門家は、自分の価値だけを優先して、近づくひとを苦しめるエゴイズムの行為を犯すことが多いです。オルテガは大学のひとにもそれが多いことを指摘しました。どうして、そうなるのでしょうか。」


http://mindfulness.jp/sdgs/21-goal-4.pdf
★多数派の学説しか聞かれない大学が多くなる傾向がある

https://blog.canpan.info/jitou/archive/3461
★見て見ぬふり

https://blog.canpan.info/jitou/archive/3674
★自由にモノが言えない日本の組織
 同じ組織(大学、学会など)の研究者同志が他を学問的な批判をすることはない。

 魅力ある少数説が、時々、著書で見るが、多数派説しか知らない講師からは、学生は魅力ある学説を聞くことは稀有なことになる。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/3677
★形骸化していく仏教

 魅力が感じられなければ、地方は人口が減少して、寺院消滅が言われる。 そして、仏教は捨てられる。(『捨てられる宗教』(島田裕巳、SB新書)
 私は、よく話を聴いてくれる禅僧によって救われたのに、そういう魅力ある面もある寺院が、仏教が捨てられていくのはいかにも残念である。

 仏教の中にも、現代に多大な貢献ができるものがあると思う。研究者が互いに批判しあって、発展していく仕組みはどうしたらできるのであろうか。

 そして、言うまでもないが、この文章には「こういうのはよくない」「こういうのはいい」という「評価」が多い。そして、この文章全体も「つまらない」などと評価される。人生は、評価する、評価される場面だらけである。

 言いたかったのは、自分が自覚せずに、闇の心を発動して発言、行為をすることによって、他者を苦しめ、うつ病にさせたり、自殺させたりするという社会に迷惑をかけることをしやすいので、自分の見方、考え方、行為などに潜む「闇の心」があることを観察するような、東洋的な自己観察方法が大切だといいたかったのだ。
 地方創生SDGsの実現として、孤独、孤立、いじめ、自殺などの問題解決、 いごこちのよい町づくりに、 精神面での取り組みも同時に重要だと思う。

(参考)
★地方創生SDGsパートナーシップ関係
http://mindfulness.jp/sdgs/20-02-target3-4.pdf 
【ターゲット】3.4

http://mindfulness.jp/sdgs/21-goal-3.pdf    
【ゴール】3

http://mindfulness.jp/sdgs/21-goal-17.pdf   
【ゴール】17

http://mindfulness.jp/sdgs/SDGs-Program-12.pdf   
私たちのプログラム12

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4738
★大震災の被災地はあとあとまで精神的ストレスから心身の不調が
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4740
【目次】孤独、差別および自殺の問題を解決して身心の健康と生きがいある人生を地元で
Posted by MF総研/大田 at 22:13 | 差別・偏見 | この記事のURL