あれから10年 [2021年03月11日(Thu)]
あれから10年東日本大震災、あれから10年です。当時、私は遠く離れたところでブログを書いていました。2011年3月11日、午後2時46分 大震災起きる! この時、遠く離れたところにいたのですが、特別のことがあったから覚えています。 昼ころ、かなり遠くからおいでになった大学院の教授と近所のレストランで会議をしていました。 マインドフルネスを講義してほしいということでした。期日、場所(その大学構内で)、内容、受講対象は、将来教師になるはずの大学院生で数十人、などがきまり、おわかれしたあとでした。 そして、自宅にいて、あの揺れ。あわてて、外にでました。 電車などが止まっているとの報道。 「あの先生は多分、東京におられるころだが、大丈夫だろうか。」と気になって、メールを送付しました。 しかし、返事がありません。 返事が来たのは、3日後でした。 あの日は、鉄道が止まって帰れず、ホテルも取れず、避難所で過ごして、鉄道が動き出してから もどったとのことでした。講義が実現したのは6月でした。 https://blog.canpan.info/jitou/archive/2189 こういうことがあったので、地震当日のことを鮮明に覚えています。 被災地のメンタルケアが気になり、情報を発信しています。 https://blog.canpan.info/jitou/archive/2129 ★3月12日 災害にあわれた方が心の病気を予防する心得、心の病気になってしまったら治す心理療法についての情報 https://blog.canpan.info/jitou/archive/2130 ★3月15日 カウンセリングを受けておられる方は、 23日がセッション7です。おいでになれる人はセッションを行います。地震のために交通機関が混雑しています。 https://blog.canpan.info/jitou/archive/2131 ★3月15日 なぜ、呼吸法はうつ病を予防するのか https://blog.canpan.info/jitou/archive/2133 ★3月17日 震災にあわれた、岩手、宮城、福島で、マインドフルネス心理療法の講座、カウ ンセリングを企画します。 地元の人、企業のかた、幹事になってください。 https://blog.canpan.info/jitou/archive/2134 ★3月20日 非難所生活での急性の心筋梗塞など病気の予防。 エコノミークラス症候群、生活不活発病 https://blog.canpan.info/jitou/archive/2138 ★3月23日 被災者の中のうつ病、PTSD、パニックが心配 半年たつころから数年、被災者に心の病気が起こるおそれがあります。うつ病、非定型うつ病、PTSD,パニック。 これから、被災地の方の心の病気を治す支援が必要になるでしょう。 https://blog.canpan.info/jitou/archive/2239 ★9月15日 自殺予防月間で、被災地の方々のことを気にしていました。 「東日本大震災の被災地には、今後、うつ病、PTSD、パニック障害の人が増えるおそれがあります。」 2014年 このあと、ホームページとブログで、マインドフルネス心理療法による、うつ病の予防を呼び掛けています。現地のかたの要請があれば、支援にいくつもりでした。 3年後、現地の方の目にとまって、要請があり、2014年から、講演、さらに、グループセッションとマインドフルネス心理療法SIMTのカウンセラー育成講座が数回、開催されました。 https://blog.canpan.info/jitou/archive/2701 ★本の寄贈―岩手県北部の町に (大震災の前年から、マインドフルネスSIMTの本を執筆中でしたが、大震災により、発行を遅らせて、2013年に発行されました。大田健次郎「うつ・不安障害を治すマインドフルネス」佼成出版社 ) https://blog.canpan.info/jitou/archive/2847 ★被災地方面で要請あれば、行きたいというブログ、ホームページが目にとまり、 1月ころから石巻のかたと打ち合わせ開始。 3月に講演が実現。 http://mindfulness.jp/daisinsai/2013program.htm ★3月22日、石巻での講演 継続のセッションも必要との声で、決断。募集開始。 http://mindfulness.jp/daisinsai/tirasi1.pdf ★うつ、不安のある人の連続セッション募集のチラシ(2014年5月) https://blog.canpan.info/jitou/archive/3070 ★並行して、支援者になるための連続講座も数回開催 こうして、マインドフルネス心理療法、自己洞察瞑想療法(SIMT)によって、 治すためにセッションとカウンセラー育成講座が石巻で実現しました。 石巻には10月も行い、最終回は仙台で行いました。 当時、幹事になってくださった方々、セッションや講座にご参加くださったかたがたありがとうございました。 この時に、うつ病などが改善したかたもおられ、年賀状でお元気なことを報告してくださいます。 支援者になるための講座も行いましたが、今も活動に使っておられることをお聞きしているのは お二人です。 それまでの講座では、十分でないことを感じて、 この後、支援者になるための講座は、10回に拡張しました。 この石巻講座の後、カウンセラーとなるためには、6回では不足と感じました。背景の理論として、仏教哲学や禅、西田哲学を理解することが重要であると感じて、講座は10回に拡張されました。うつ病、非定型うつ病、パニック症、PTSD、過食症、自殺防止など簡単ではありません。人生の生き方にかかわります。幸福を維持し続ける見方、考え方、行動であるかを、その瞬間に「評価」「判断」しなければならないからです。瞑想時の無評価ではすまないのが、対人場面、サービス提供や受領の時ですから、自分と相手の幸福を崩壊しないか評価判断しなければならないからです。このような現在の瞬間の対人関係の認知、反応の訓練のためには、その理論(哲学、脳科学)の理解と実践(マインドフルネス)のために相当の期間(10か月)かかるのです。 2021年3月11日 あれから10年ですが、予想したとおり、10年たってもなお被災地のかたがたには、心身の不調が報道されています。 https://blog.canpan.info/jitou/archive/4738 ★岩手県沿岸部の人々に10年前の大震災の影響が今もなお https://blog.canpan.info/jitou/archive/4536 ★福島県の人には今もなお心身の不調 これからもなお大震災の影響が続きます。何かのヒントになればと思います。 https://blog.canpan.info/jitou/archive/4742 地方創生SDGs= ★孤独、孤立、自殺、うつ病、PTSDなどの予防、改善のための居場所を現地のひとが作る これは、被災地にも該当します。 どなたかの目にとまったら、実現に向けてご相談させていただきます。 https://blog.canpan.info/jitou/archive/4722 【連続記事】死なないで! 自殺防止−2021年 |