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(10)3段階のマインドフルネス [2020年11月20日(Fri)]
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4683
★相談会(埼玉県)
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【書籍紹介】「死にゆく人と共にあること〜マインドフルネスによる終末期ケア」ジョアン・ハリファックス

(10)3段階のマインドフルネス

 6章は、「あなたはすでに死につつある――無常、無我、自由を悟る」です。

 日本の禅は道元禅師や白隠禅師のように大変深い自己洞察がありました。哲学者から、絶対無に相当するものがあると認められいます。意識作用に浅いものから深いものまであるので、「観察」の仕方も違ってきます。
 ハリファックスのマインドフルネスは、死にゆく人と共にいる支援をするので、もっとも深い自己観察が必要になるようです。ハリファックスの心の探求には、3段階があります。

 「そこに向かう道を見つければ、私たちの視野をさらに大きな地平へと開いてくれる重要な門が3つあります。
一番目の門を開けると、あらゆることが――とくに言えば――この人間の肉体を生きることすらも、無常であることが明らかになります。
二番目の門が開くと、分離した自己は存在しないことが示されます。
三番目の門の後ろには、私たち自身の心の光輝く本質が輝いています。」(p92)

 1番目2番目は、次の記事が参考になるでしょう。

  https://blog.canpan.info/jitou/archive/3686
  ★身見、我見

 特に、三番目は深いものであることを予想できます。
以下、19章まであります。このように、ハリファックスのマインドフルネスはとても深いものまであります。無評価の観察に留まりません。当然といえば、当然です。対人場面でない瞑想の場所以外は、熾烈な評価の世界です。評価された時、評価する時ばかりです。 対応次第で、自分とは違うからと良き人を排除し、自分や他者をうつに追い込んだり、自殺までにも至ります。別に連続記事で考察しました。
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4537

 仏教による自己の探求は、2千年の歴史があります。深刻な問題は、「死」の問題です。そこまでの観察があります。「マインドフルネス」を教える指導者は、本書をご覧になっていただきたいと思います。
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4687
【書籍紹介】「死にゆく人と共にあること〜マインドフルネスによる終末期ケア」
 ジョアン・ハリファックス、井上ウイマラ監訳、春秋社、2015
Posted by MF総研/大田 at 17:41 | さまざまなマインドフルネス | この記事のURL