(4)人種差別と独裁者による自由剥奪 [2020年06月30日(Tue)]
(4)人種差別と独裁者による自由剥奪
新型コロナウイルス感染症のパンデミックの渦中にあって、問題になったのは、人種差別と独裁者による自由剥奪だ。共に、西田哲学、東洋の大乗仏教から見ると、その行為を担う人物の偏見である。 人間として絶対に平等であるのに、差別する独断偏見を持つ人がある。 人はすべて根底に絶対を持つ人格であるというのに、遺伝や肌の色で不利な扱いを受ける。差別されるひとは不幸だ。人はみな幸福になりたい、みな、平等の人格を持つのに差別されて幸福になれない。差別して苦しめる人がいる。 日本は政府の行為を批判する自由があるが、多くの国には、自由がない国がある。批判すると差別される、逮捕される。学問や思想の自由がない。違う意見を持つ人々が苦しんでいる。 西田幾多郎は、団体組織が個人の自由をしばるのは組織の不正であり、個人が組織の活動を妨害するのは、個人の不正だといった。組織団体が個人の自由を抑圧することは、日本全体としてはないのだが、大小の組織団体では、それがある。団体の多数が、ある意見思想定義を採用しようとして、それをメンバーに押し付ける。違う意見を言うものを差別、排除する。これは、西田哲学でいう団体の不正だ。学問にもあって、フランクルは、還元主義、画一主義、全体主義の悪であるといった。学問にもある。 異なる意見を持つメンバーは不幸感をもつ。彼の活動は団体には反映されない。その団体からサービスを受ける消費者、メンバーは、画一的なサービスしか受けられない。組織の不正は、社会の発展を妨害する。 NPOの活動を創始していた人が、理事に外部から何人かを迎えたところ、新しい理事たちが結束して元の代表を排除したことが起きた。 実権を欲しいものが多数派工作をして、賛同してなびくものを取り込む。力のある者に何かを期待し忖度していいなりになる者がいる。主導した者と追従した者の不正だ。元の代表が持っていたスキルで団体として外部に提供していたサービスは提供できなくなって、組織全体のサービスの質は低下した。やがて衰弱していった。幾人かの不正だ。 団体はたいてい多数決で理事、理事長を選任するので、乗っ取りを妨害することは難しい。 団体の不正、個人の不正、ともに、日本にも多いだろう。苦しむ被害者が多いだろう。 自分のエゴイズム、無知、無理解の害の自己洞察のない者による押し付け。 https://blog.canpan.info/jitou/archive/3855 各種団体の独裁者になろうとする小さな人物。 https://blog.canpan.info/jitou/archive/4583 【目次】 コロナと共に生きる生活の中でのマインドフルネス 深いマインドフルネス、自己の観察は、フランクル哲学と西田哲学が類似する |
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MF総研/大田
at 22:07
| さまざまなマインドフルネス
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