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(8)生きる場所の評価 [2020年03月30日(Mon)]
【現実の世界は「評価」の世界
 〜 評価するマインドフルネスから考察 】

(8)生きる場所の評価

 われわれの評価は、人物、人格の好き嫌いの評価にとどまりません。自分を包み込み生きている世界を評価します。自分が生きる場所として数種があります。家庭、職場、学術とか趣味などの団体、そして、地域、国、世界など。
 たいていの日本人は、日本が好きでしょう。日本が嫌いなひともいるでしょう・
 われわれは、自分の生きる場所も、好き嫌いの評価をします。新型コロナウイルス感染症の脅威が起きたことによって、我々は誰もが、自分の生きる世界を好き嫌いと評価していることが明確です。
 次の図に「生きる世界」を表示しています。
http://mindful-therapy.sakura.ne.jp/m&a/table-seisan-shouhi-3.pdf

 日本は好きであっても、種々のことが制限された現在の状況は好きではないと評価する人が多いでしょう。
 家庭や職場も、居心地がよいと評価する人、嫌いだと評価する人がいるでしょう。
 自分の生きる世界が好きでないと、不快な感情が起きることが多くて、幸福ではないと評価するでしょう。

 人は、環境世界の状態を見て、評価して、行動や言葉を変えています。現実の世界は評価の世界であり、他者の目前の場所では、無評価では生きていけません。無評価のマインドフルネスは行使できません。 このことは、ポージェスがポリヴェーガル理論で断定しました。「無評価の観察」のマインドフルネスだけが「科学的」というような言い方は正しいとはいえません。「自己の意識作用」を「観察」するということの重要性を指摘したことは、高く評価できます。しかし、適用できる場は限定的なのです。

 自分や他者が於いてある場所、世界では、別の「観察」「評価」が必要です。さもないと、 自分や他者の価値崩壊、生命の危険や所属する組織の崩壊を起こすおそれがあります。このことは、西田哲学がいう「行為的直観」が、教えてくれます。現実の世界では人の行為と見ることとは分けられないからです。見るとただちに、言葉や行為で応答します。 そこに、独断、エゴイズム、セクハラ、パワハラ、偏見などがあっては相手と自分を傷つけるからです。

 学問にも独断、偏見があるということを、西田幾多郎や 多くの人が指摘しています。最近、仏教学の従来の学問的解釈も新説が発表されてきました。学問する学者にも、独断偏見が入り込みます。 「専門家のエゴイズム」として検討しているとおりです。仏教やマインドフルネスにも、それが起きています。
【現実の世界は「評価」の世界 】 総目次
⇒  https://blog.canpan.info/jitou/archive/4537
Posted by MF総研/大田 at 20:54 | さまざまなマインドフルネス | この記事のURL