弘法大師空海による阿字観も
現代人のためのマインドフルネス瞑想にできるのでは [2020年01月21日(Tue)]
弘法大師空海による阿字観も 現代人のためのマインドフルネス瞑想にできるのではNHK こころの時代で「マンダラと生きる」の再放送があります。https://www4.nhk.or.jp/kokoro/x/2020-01-25/31/18548/2008309/ 密教は、大乗仏教の最高に発展したものとされます。 マインドフルネス、仏教に関心のあるかたはぜひ、ごらんください。 空海が伝えたマンダラには、胎蔵界曼荼羅と金剛界曼荼羅があります。 前者が、絶対無、無分節、萬法ともにわれにあらざる時節、超越、超個を表現していると思います。 後者が、絶対無即絶対有(絶対無が自己否定したものとしてのものや人格的自己)、豐儉より跳出せる仏道、分節U、超個の個を表現している可能性があります。 これだけならば、思想ですが、自内證するための「阿字観」などの瞑想法があります。他の大乗仏教の修行法ではなくて、阿字観という瞑想法が実践しやすいというのでしょう。曼荼羅の哲学を理解しそれを方針として阿字観の瞑想を実践する。こうみると、確かに、大乗仏教の哲学と実践に似ています。しかし、容易には理解しにくい教えが展開されています。せめて、現代の人が受けられる部分でも活用できるように期待します。さもないと、全く活用されないままです。 現代人が浅い段階の苦悩(内在レベル)をも解決支援できるような実践法を開発できないでしょうか。密教系の専門家にお願いしたいものです。テレビでは、阿字観も紹介されました。 (2020年3月23日に追記) 次の本が出版されました。空海の思想の核心は空海作とされる『即身成仏義』に説かれた「即身成仏」ですが、自己が曼荼羅であることがすでに成就していることを説くという。最後の最後を引用させていただきます。 「『即身成仏義』は、単にこの世の身において成仏するということのみを説くものではない。実に「重重帝網のごとくなるを即身と名づく」なのである。この自己即曼荼羅(これこそが即身の意味)がすでに成就しており、かつそのことが三密加持等によって具現・成就することを描いているものなのである。この空海における「即身成仏」の独自性を、けっして見逃すべきではないと思うのである。」(P319) 竹村牧男『空海の哲学』講談社現代新書、発行 2020年3月20日。 私(大田健次郎)が思うに、修行すれば自己の根底の絶対無(西田哲学の言葉)を体験する「自内證」が起こるという、まさに大乗仏教の核心が空海にもあったのだということになります。曼荼羅(マンダラ)は、根底の絶対無の体験(悟り、無生法忍)によって、自覚の有無にかかわらず、すべての人が根底に絶対無を持つので、その有様を表現したものだと思えます。宮沢賢治のいう「インドラの網」は、印陀羅網、すなわち「帝網」だと思われます。 絶対無を体験する修行方法は、これまでは只管打坐(道元)、公案(白隠)、念仏(親鸞)がよく知られていたのですが「阿字観」もあったわけです。ほかに、西田幾多郎は、至誠の実践だと言います。「至誠」を現実化する行動時のマインドフルネス実践も研究すべき価値があると思います。これは、己見我利我執を捨てよという道元に通じます。 https://blog.canpan.info/jitou/archive/3930 【参照】『大乗非仏説を超えて』大竹晋 参照 https://blog.canpan.info/jitou/archive/3020 ★井筒俊彦の「無分節」「分節U」 https://blog.canpan.info/jitou/archive/3031 ★道元禅師の (B)「萬法ともにわれにあらざる時節 (C)豐儉より跳出せる仏道 【目次】哲学、宗教、仏教学、心理学、医学、脳神経科学、精神療法、マインドフルネス、マインドフルネス学、留まることのない哲学に導かれるマインドフルネス実践 https://blog.canpan.info/jitou/archive/4478 |
Posted by
MF総研/大田
at 08:14
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