CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る
«みな利害関係の意味の場に生きる=倫理が必要 | Main | 激しい痛み・線維筋痛症 »
大江健三郎 『燃えあがる緑の木』 [2019年09月16日(Mon)]

大江健三郎 『燃えあがる緑の木』

 =マインドフルネス心の世界遺産

 HKH E テレビが、ノーベル文学賞を受けた大江健三郎さんの小説を紹介しています。
 「既存の宗教にとらわれない教会」を探索した物語。

詩人、茨木のり子さんも言っています。
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4165

できあいの思想、できあいの宗教、できあいの学問、いかなる権威にも倚りかかりたくない。

 なぜ、「学問」までと不審でしょうか。マインドフルネス、仏教、禅などの学問があります。そして、宗教者や学者などの権威が、深い問題について、よりかかれるでしょうか。仏教学、禅学も現状の 仏教(利他が弱い)を肯定した仏教の学問であったのが、大乗仏教3つの核心を失っている(大竹晋氏)と批判されました。利他が弱いということは、市民はよりかかれないような学問解釈であることですね。マインドフルネスの学問(?)も、ポージェスのポリヴェーガル理論によって限界を指摘されました。人生をかけてよりかかれないところがありそうです。ただ、マインドフルネスも学問であれば、新しい学的論文によって検討されて、変化していくでしょう。同じような「観察」を仏教は長い歴史をかけて変遷してきました。マインドフルネスも長い歴史をかけて変化していくでしょう。

 大江さんも同じような問題意識をもったのでした。

 ご紹介が遅れましたが、NHK「100分で名著」で放送中です。
月曜、夜10時25分。
 マインドフルネスや禅、大乗仏教に関心のあるかたはご覧になるといいです。
https://www.nhk.or.jp/meicho/famousbook/91_ooe/index.html#box01

 本日は、すでに3回目です。ぜひ、ご覧ください。
 日本の「マインドフルネス」といっていいものです。

 西田哲学が日本の「禅」を哲学として記述した問題です。禅も対象的な神や仏をみとめません。指導者を尊敬させること(つまらない自利の執着です。自己洞察の低い宗教者や専門家がする。それはうぬぼれだと大乗仏教でさえも教えています(注))もしません。多数派で群れて、誠実な少数派を排除することはしません。多数決は政治であり、人間の根源的なものとは無関係です。
 日本では、遠藤周作も、教会とは違う聖書の読み方をしました。武者小路実篤も文学で表現して、現実の場所「新しき村」を宮崎県と埼玉県に作りました。

 フランクルは「一人類教」を言いました。キリスト教や仏教を超えたもの。

 西田哲学が、似たテーマを哲学として記述しました。私は、哲学者や精神科医で、似たことをいうひとたちを探しています。やはりたくさんいるようです。神谷美恵子、フランクル、アンドレ・コント=スポンヴィル、・・・。
 日本には、既存の宗教によらず、すべての人間の根源の共通の平等、自由を教える哲学が 多いの(そして西洋にも)で、マインドフルネスSIMTは、そのような深い哲学を実践化するものとします。宗教ではなくて、人間哲学による実践です。共通するのが、利己主義的でない、至誠、誠実、平等、自由、愛、受け容れ(他者を排除しない)、のようです。 それこそ、独断的でない、人類共通の日本的かつ世界的なマインドフルネスであろうと思います。
 日本にも西洋にも深い哲学があるので、宗教によらず哲学による自己の観察探求の実践(マインドフルネス)を来年春にでも出版したいと準備中です。東西の哲学にあるのに、陽の目をみないできたものですから、うまくお伝えできるかどうかわかりませんが、とにかく東西の哲学者に導かれて、浮彫にしてみます。私独自のものはいささかもありません。古人がすべて言っています。世界の遺産として「世界図書館」に保存されていますので、索引を作るようなものです。入門書ですから、ごくごく一部の索引になります。

(注)自己の無を体現して生きるひとは、うぬぼれません。うぬぼれる自己がなく、業績は自己のものではないから。 たとえば、河井寛次郎、大山忠作。
★河井寛次郎
★大山忠作




参照
「100分で名著 燃えあがる緑の木」小野正嗣、NHK出版

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4369
【1】

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4373
【2】

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4375
【3】

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4376
【4】

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4377
【5】
★「マインドフルネス心の世界遺産」の索引です
http://mindful-therapy.sakura.ne.jp/sekai-isan/mokuji-sekaiisan.htm

【目次】このようなところに活用できそう
 マインドフルネスSIMT 2019

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4243
Posted by MF総研/大田 at 07:06 | マインドフルネス心の世界遺産 | この記事のURL