• もっと見る
«小学生の自殺、最多は「家庭問題」 | Main | 厚労省の方針・ 引きこもり・貧困…まとめて対応方針 自治体、縦割り超え »
ストレス多いと乳がん悪化 [2019年07月09日(Tue)]

ストレス多いと乳がん悪化

 がんと精神的ストレスの関係で、重要な発表がありました。

 私は、がん患者さんにも、マインドフルネスSIMTをすすめてきました。それは、がんを精神的ストレスにしないこと、自己の探求をしてがんと共生していく生活ががんであることを克服していくことなのです。そういう本をいま、執筆中です。(がん患者さん向けだけではありませんが)

 27年前、私の父ががんになった時、坐禅の心得を説明しました(私の最初のクライアントが父です)。私たち家族には余命半年と言われましたが、1年半生きました。ほかに、二人のがん患者のかたが印象的です。おなくなりになりましたが、おいでになれる限り最期近くまで私の開催会場においでいただいて、いっしょに坐禅したり、マインドフルネスSIMTをしていただきました。新本で紹介します。

 がんになったら、マインドフルネスSIMTの「ゆっくり呼吸法」がいいだろうということをあとおししてくれる神経生理学の研究発表です。

 「ストレス多いと乳がん悪化」で検索すると、多くのメディアが報道しています。

https://www.asahi.com/articles/ASM7845T8M78ULBJ007.html

 岡山大学の研究チームの発表です。 がん組織に自律神経が入り込み、増殖や転移を促進しているとのこと。
 不安や恐怖、怒りといったストレスや緊張で活発に働く交感神経と、リラックス時に活発化するとされる副交感神経がある。がんの増大に伴って自律神経ががん組織に入り込むことを発見。交感神経の密度が高い人は、術後の再発や死亡率が高いことが分かった。

 免疫学の研究で、副交感神経が活性化する時に、ナチュラルキラー細胞が活性化して免疫の働きは高まるということを教えていました。だから、がん患者さんは、ストレスの対処が免疫を高めて、延命に関係するはずでした。このほかに、自律神経を通して、ストレス対処が、現実にがんの悪化を防止することがわかったわけです。

 乳がんだけではないのではありませんか。がん患者さんには、副交感神経が活性化する呼吸法やみだりに感情的になることをやめて価値実現に意識を向ける行動時自己洞察をすすめたい。

https://simtmiyagi.wordpress.com/jikodousatsu/
★ゆっくり呼吸法=マインドフルネスSIMTが推奨する呼吸法、ストレスの観察に適している。


https://blog.canpan.info/jitou/archive/4243
★マインドフルネスSIMTがお役にたてる 2019

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4269
★これからマインドフルネスSIMTを活用したいこと
Posted by MF総研/大田 at 19:43 | がん・ターミナルケア | この記事のURL