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実際に体験で證明する「自内證」を西谷は「体認」という [2019年06月08日(Sat)]
★家族のうつ・自殺を予防するマインドフルネス体験会
http://mindfulness.jp/2019-hasuda.pdf ☆チラシ
 不登校、ひきこもりは、不安やうつによるものもあるはずです。そうだとしたら、早いうちからマインドフルネスSIMTを体験していて、解消できる不登校、ひきこもりは長引かせないようにしたい。

★マインドフルネス瞑想療法士🄬の認定講座
まもなく、マインドフルネス瞑想療法士🄬の認定講座が開始です。来年は、関東地区ではありません。関東のかたは、今年、ご参加ください。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4243
★被災地でうつ病、不安症、PTSDなどを軽減、予防するマインドフルネス
 被災地でのマインドフルネスを提供できるというカウンセラーがおられます。カウンセラーの時間、費用が限られているので、求めるかたが真剣でないと実現しないので、現地で協働してくださるボランティア団体があればありがたいです。

実際に体験で證明する「自内證」を西谷は「体認」という

 西田幾多郎に学んだ西谷啓治の言葉をみています。
 大乗仏教では、利他、自内證、人間完成を強調しましたが、現代の仏教から失われたものの一つが、「自内證」です。自己の根源を実際体験によって、経典でいう言葉の真実性を證明することです。それが「宗教」です。宗教には、実践があります。言葉で説明するのが、哲学です。

 「実在の実在的な実現が成り立つという仕方でのみ、我々が実在を実在的に体認し得るということである。」(p8)
 「英語には「実現する」と「わかる」という両方の意味をもったrealizeという語があるが、我々が実在を覚知し得るのは、実在自身が我々において自らを実現するということであり、実在が我々において自らを実現するという仕方でのみ、我々は実在を体認し得る、それ故また、我々が実在を体認するということのうちに、実在の自己実現が成り立つ、と言おうとするのである。従ってその体認(realization)は、哲学的な認識とは違って、理論的な認識ではなくrealな体得である。」(p8-9)

 上記の文で「実在」というのは、二元観的な対象的な意識作用では、絶対に観ることができないもので、すべての人の根底である。自分の意識では体験できないので、長い工夫を続けた人に、実在の方からの働きとして起きる。大乗仏教ではみな「自内證」すべきであるというのに、現代の日本の仏教でこれをいう人は、臨済宗と曹洞宗(道元、良寛のごとく)の少数である。禅では、悟り、見性などと言った。西谷は体認という。大乗仏教では、無生法忍という。
 現代の哲学者、禅学者でも、体験、体認したのは、西田幾多郎、鈴木大拙、西谷啓治、秋月龍a、久松真一、井筒俊彦などが知られている。こういう人達が多くの言葉で説明(それも哲学)しているが、対象的でないものだから、言葉で書いた哲学でも、ズバリ表現できるわけではないし、上記のように理解されるのが難しい。西田哲学の説明も難しい。だから、仏教を学ぶ多くの人が、このことを目にすることは少ない(もちろん、禅僧は雪門玄松、白隠、良寛、ほか多数いる。)
 他宗もいわないので、大竹晋氏が、現代日本仏教から失われているというのである。しかし、深い苦悩は、深い宗教で救済されるだろうから、研究は必要であろう。

文献
西谷啓治(1987)『宗教とは何か』西谷啓治著作集10巻、創文社
https://blog.canpan.info/jitou/archive/2734
★人格的自己のマインドフルネス(自己洞察)
マインドフルネスSIMTはここまでカバーする。これでないと解決しない苦悩があるからです。 そういうものが不要というのは、「私は難病にかかっていないから難病の治療法の開発は不要だ」ということに似ていませんか。そのような深い問題に目を向けないひとのエゴイズムではないでしょうか。身体の病気だけで苦悩するのではありません。精神の深い苦悩の中にあるひともいます。精神医学や宗教のテーマではないでしょうか。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/2425
★大乗仏教の人は自分の安泰にはとどまらない
 インド大乗仏教のひとは、「これが悟りだ、これこそ真理だ」としては留まりませんでした。専門家は自分の幸福(スキル、思想、地位、収入などを得た)で満足しがちですが、世界に目を向けると自分が持つもので救済できる可能性があることで苦悩するひとがいます。自分の苦悩ではないからといって無視傍観はしませんでした。大乗仏教の精神が失われているようです。
むしろ、がんや難病の治療の研究開発をする医師に大乗仏教の精神がみられるように見えます。自分はその病気ではないのに、研究に尽力しておられます。宗教者や精神医学者、マインドフルネス者は?

【目次】第4世代の認知行動療法? 第5世代?
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4236


【目次】第3世代の認知行動療法
https://blog.canpan.info/jitou/archive/3572
Posted by MF総研/大田 at 19:11 | さまざまなマインドフルネス | この記事のURL