• もっと見る
«3日の夜9時NHKスペシャルで 「津波肺」を放映 | Main | (7)「大衆」は議論を軽視»
災害に伴うPTSD,うつ病の治療法としてのマインドフルネスSIMT [2019年02月24日(Sun)]

災害に伴うPTSD,うつ病の治療法としてのマインドフルネスSIMT

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4124
★津波肺がテレビで紹介される

 津波肺は身体の病気であり、PTSDは心の病気です。 どちらか一つとか両方で苦しむ。足などの痛みもありそう。どれも、心の扱いかたによって、もう一つの心の病気、うつ病が加わることがあります。

 PTSDやうつ病は、SIMTで軽くなるひとがいます。 しかし、浅い意識の観察だけでは深刻な問題には不十分。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4054
★欧米型マインドフルネス(無評価の観察)は限界がある=アメリカの科学者ポージェス/ポリヴェーガル理論
 =家庭や職場など対人関係においては「安全」「安心」だという評価判断をしながら、闘争、逃走を抑制しながら、感情と本音を適切に評価判断して、価値実現の発言、行動の仕方を選択しなければならない。
 欧米発のマインドフルネスもいい。それが効果を発揮する問題があるから。しかし、そこだけに壁を作ってはいけないでしょう。もっと、深刻な問題で苦しむひとが多いのだから。「評価の観察」のマインドフルネスも研究開発しなければならないでしょう。過去から深いマインドフルネスがあったのですから。オルテガがいうように、過去のすぐれた人達に学びたい。

 日本的マインドフルネスである、自己洞察瞑想療法(SIMT)は、PTSDやうつ病が改善するひとがいるが、対人交流場面での本音、感情の観察=マインドフルネスがトレーニングされるためではないのでしょうか。今後も臨床を続けて研究しなければなりません。

 3月1日、埼玉県さいたま市で、日本独自のPTSDの治療法を知りたいというアメリカの大学院の学生さんと教授一行に講演します。理解していただけるでしょうか。アメリカで研究してもらえるでしょうか。一行の人たちが、使う関心が芽生えなくても、うつ病などに効果がありますので、講演に使う資料(英文PPと英文テキスト)を知り合いの学生や先生たちに紹介してほしいと依頼します。アメリカでは、臨床で試験してもらえる環境がありますので、この種が20年後にでも芽が出ることを期待して(私はもういない)。
Posted by MF総研/大田 at 07:51 | さまざまなマインドフルネス | この記事のURL