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【書籍紹介】 『マインドフルネスと7つの言葉だけで 自己肯定感が高い人になる本』 [2019年01月03日(Thu)]
【書籍紹介】 『マインドフルネスと7つの言葉だけで 自己肯定感が高い人になる本』藤井英雄、廣済堂出版

https://sharedoku.com/archives/17289
(本書の内容はこのホームページが詳しいです。)

アファメーションにマインドフルネスを融合したプログラム

 マインドフルネスに関連する本で、日本独自のマインドフルネスの本が出版されました。ご紹介します。
 内容は、他の書評などで十分に紹介されていますので、よく知られている欧米の「マインドフルネス」を超えたところがある、そして、自己洞察瞑想療法(SIMT)と類似するところがある、というようなところを中心に私の感想を述べてみましょう。

 本のカバーの著者紹介によれば「従来のリトリート(瞑想合宿)中心の訓練から、自宅で日常生活を送りながら 手軽にマインドフルネスを習得できる画期的なプログラム「3秒でポジティブになる!心のトリセツ流・マインドフルネス入門」を考案、指導中」とあります。
 本書もまた、精神科医である藤井英雄さんが開発したマインドフルネス・プログラムであり、日本的なマインドフルネスであるようです。 欧米の「静かな場所で行う無評価観察」や、自宅を離れた場所での合宿訓練(リトリート)を超えた特徴がみられます。

精神科医の著者が、小説仕立てで、対話形式で自己肯定感を高める方法を伝授しようとしています。 内容は、上記のホームページやほかにも詳しく紹介されているので、早くも好評を得ているようです。

自己肯定感とは、「あるがままの自分で大丈夫だと思える」感覚です。」(p3)
精神疾患のうつ病や不安症などの患者さんにも、自己肯定感の低いひとがいますが、 こうした疾患ではなくても、自己肯定感の低い人がいます。親に愛されなかったという人、虐待された人、厳しい家庭で育った人、病弱だった人、その他。
 「自己肯定感が弱いと、ネガティブ思考をして落ち込んだり、不安になったりしがちです。そして「自分なんてダメだ」と自分を否定して、さらに自己肯定感を弱めるという悪循環になってしまいます。」(p4)

 本書は、マインドフルネスと「アファメーション」 を組み合わせたプログラムになっています。

アファメーションとは、「肯定的な言葉を使って自分で自分に宣言すること」です。 これは自らの潜在意識に 働きかけることで、「思考と感情をポジティブに導き、理想や夢、目標をかなえる」ための優れたツールです。」 (p6)
「マインドフルネスは、「今、ここ」に生きることでネガティブ思考を客観視できるすばらしいスキルです。」(p5)
こうなっています。
 静かな安全な場所で「5つの感覚」を無評価で観察することに留まらないくふうがみられます。「自己」は「感覚」ではありません。感覚をも認識し、感覚で把握した環境について思考する主体が「自己」ですから、自己は感覚、思考よりも深い位置になります。ふつうのマインドフルネスではうまくいかないでしょう。 そこで、本書の出番があります。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4064
★書籍紹介(続く)
Posted by MF総研/大田 at 14:03 | この記事のURL