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われ反抗す、ゆえにわれら在り/ 孤独ではない、共感と幸福 [2018年07月02日(Mon)]

われ反抗す、ゆえにわれら在り
 孤独ではない、共感と幸福

 NHK Eテレビの「100de名著」のテレビ、「ペスト」の第4回は「われ反抗す、ゆえにわれら在り」です。

  偉い人たち(宗教者も含む)の煽動に乗らないで反抗することにしたタル―とりウーは、遠くの銃声を聞きながら語り合う。宗教者、聖者と組織であがめられる人にも人間の良心をかけて反抗する。

 「私は、聖者より敗北者の方に連帯を感じる。ヒロイズムや聖者の美徳を求める気持ちは ないみたいだ。私が心を引かれるのは、人間であることなんだよ」
 「そう、僕たちは同じものを求めているんだ。僕のほうが野心は小さいけどね」(p84)

 二人は、共感と友情を感じる。
「友情のしるしに何かしようか?」

   ふたりは、夜の海で海水浴をする。何も見えないが、一つの海に抱かれて、二人は解放感、幸福感を感じる。
 しかし、その時にも他の人々の「殺人のことを忘れない」(p86)

 二人は共感しあいます。いかなる意味でも人を殺さないことで。死に直面する人を救うほうを選ぶ。
このことは集団で行動する人々とは違います。全体主義での行動には、死、殺人が伴うのです。あるいは、死を傍観、無視するのです。

 反抗した二人は、苦悩の現場から逃避しているように見えるがそうではない。
「だが、これからまた始めなければならない。」(p87)
 西田哲学が批判したように、一部の宗教、禅や瞑想にみられる自分たちだけの理想、幸福にひたってはいません。しかし、 死に直面する人たちのために働く人に、死がおとずれます。 不条理です。

(続く)
【目次】「自分の中にある悪」アルベール・カミュの『ペスト』
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Posted by MF総研/大田 at 06:33 | エゴイズム | この記事のURL