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北陸マインドフルネスセンターの羽利泉さん が新潟で講座 [2017年12月20日(Wed)]

北陸マインドフルネスセンターの羽利泉さん が新潟で講座

北陸マインドフルネスセンターのマインドフルネス瞑想療法士🄬羽利泉さん が新潟キャリアコンサルタント協会で講座を提供されました。
「支援者としてのマインドフルネス」を中心としたお話しでした。

https://www.niigata-cc.org/2017/12/18/%E5%B9%B3%E6%88%9029%E5%B9%B4%E5%BA%A6%E5%85%AC%E9%96%8B%E8%AC%9B%E5%BA%A7%E3%82%92%E9%96%8B%E5%82%AC%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9F/

 マインドフルネスのうちでも、自己洞察瞑想療法(SIMT)は、うつ病などの改善効果があります。しかし、決してそれに限定されません。SIMTはすべてのひとのものです。すべての人が独特の本音を形成しており、他者や自分に不快な感情を起こしています。支援者、専門家、すべての人の本音にきづき、感情を賢明に処理して、自分の選択した価値を実現していく意志作用を成長させるからです。

 SIMTは昔から日本にあった道元禅の方法、西田哲学、脳神経科学などを総合して体系化した日本独特のマインドフルネスです。宗教の範囲をよく知り、意志的自己の意志作用のマインドフルネスSIMTは、宗教的な思想はなく論理的に構成されています。

 だから、羽利さんのように、各種の専門家に講座を提供しておられるのです。 できれば、宗教者やマインドフルネスの推進者のかたがたも、一度、欧米のマインドフルネス、初期仏教や禅のマインドフルネスと日本のSIMTの違いを学習していただければありがたいと思います。それぞれ、受けたいクライアント、信者(宗教の場合)は好き好きですから、一つに収束する心配はありません。「みんなちがってみんないい」(金子みすゞ)ですから。 宗教も「マインドフルネス」のいいところも参考にして、現代の環境にあったものを檀家信者に提供しないと、宗教組織も消滅してしまう危機がありませんか。

 人々が解決したい問題は多種、多層なのです。自分のものだけを絶対視して、他を嫌悪して排除するのは、それで救済されるはずの 人々の解決を妨害します。 共生に反しますし、禅で己見我利我執と指摘されていたエゴイズムの心理です。

 たとえば、種々あるマインドフルネスのことをよく知らない人が、誠実なカウンセラーの組織の活動を妨害してその組織が活動停止においこまれると、その組織のサービスで救済されたはずの潜在的クライアントの支援を永久に妨害します。自分の利益だけを考えず、他のひとの価値も尊重して、みんなでよりよい社会を建設していく共存共生の精神(西田哲学で「至誠」)が、日本的マインドフルネスの行動指針です。

http://mindful-therapy.sakura.ne.jp/senmonka/jissen-sisin.pdf
★西田哲学の実践指針「至誠」

Posted by MF総研/大田 at 07:50 | ネットワーク | この記事のURL