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第3世代の認知行動療法(7) 第3世代の認知行動療法(7)=西田哲学・鈴木禅学の証明(2) [2017年08月17日(Thu)]

第3世代の認知行動療法(7)
 西田哲学・鈴木禅学の証明(2)

 13日に、西川和榮さんのお話の再放送がありました。

次が、1年前の記事です。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/3361
西川和榮さん・西田哲学の証明

 仏教学者のようには経典の文字をたくさん参照して、論理的にお話しされません。情的に喜びを語ります。 鈴木大拙博士が、江戸時代から明治にかけて現れた「妙好人」を紹介しました。西田幾多郎博士も認める無我を体得した人たちです。西川和榮さんのように、仏教学者でもなく、僧侶でもない人こそ、かえって深い大乗仏教の神髄を得ています。仏教学者や僧侶は知性によって固定観念を持ち対象論理的な思索をするので、自分を捨てる実践をしない、それで、体得できないのです。西川さんも、ここまで至るのに、大変苦労されています。

 こういう妙好人を見ると、鈴木大拙博士は誤りを犯したという学者は理解できずに、妄想か神秘体験だと思うでしょう。違うのです。神秘体験や妄想では、それを見た自分がいます。その後でも、自分がなくなっていません。

 ところが、西川さんや禅の見性体験では、見る自己、体験する自己がないのです。 西田幾多郎博士は「ノエシス」(働き)だけであるといいます。それより浅い意識には、ノエマ(作用の産物)、ノエシス(作用)、自覚(自己の意識)があります。真の仏教体験では、見ている自分はないのです。経典を作れるという偉い学者がいますが、偉い自分もないのです。正しいマインドフルネスの方法で常に油断なく実践していると体験が起こるのです。半年(道元禅師)、5年、10年、30年たってです。 西川さんも、自己のない絶対的一者を体験したのです。この人も、鈴木禅学、西田哲学の生きた証人のようです。

 NHKテレビが、鈴木大拙博士は誤っていない方向の人をまた紹介しました。 深い仏教を紹介した「鈴木大拙博士は誤りを犯した」という主張をした本がNHK出版から、出ましたが、NHK Eテレビは、それに反論するかのように、次々と鈴木博士を応援するような番組が紹介されます。どちらが誤りなのでしょうね。仏教経典には、 世俗諦と勝義諦があるといい、どちらも正しい。ただし、前者は思考作用によって理解するだけで体験がない。だから他者を救済できない、しない。道元禅師も両方を述べる。言葉で述べる 世俗諦だけが正しい、言語以前などない、誤りだといのは、かえって深い実践でしか体得できないものを否定して誤りです。そういう言葉だけの説明では、 仏教を学ぶ学生や一般市民は困ります。言葉での説明は、いったん植え付けられると偏見として強く深層意識に保存されてしまって、変わることは容易ではありません。深いもので、救われる生命も救われなくなるかもしれずに、悲惨です。自殺が多いですが、真の自己探求の方法があることを学校で教えておけば、苦しむことになった時に、思い出すかもしれません。
 本を読むだけの人はかわいそうです。鈴木大拙博士を読まなくなるでしょう。西川さんは深い仏教を極めた人であると後押ししてくれるほどに仏教や哲学の学問が進展することを希望します。さもなければ、すべて阿弥陀仏という西川さんは精神疾患にある幻覚妄想のようだと勘違いされます。
 このような人がおられた。突然知られるので、法華経は「地湧の菩薩」といいます。時代によっては、組織人から迫害されたようです。宮沢賢治がいう常不軽菩薩です。
 このような人が現れる、日本は想像を絶するほど深いマインドフルネスの世界です。西川さんは、念仏によって大乗仏教の空、無生法忍、中国禅や臨済禅の見性、道元の身心脱落、哲学的には絶対的一者、無分節という根底を極めたのですが、公案を用いない只管打坐の禅でそこまで至った人がかなりおられます。本は出版しません。出版社が採算がとれないから、出版されません。テレビにもでません。マスコミが発掘してくれません。鈴木博士が発掘した妙好人がそうだったのです。組織人にもマスコミも理解されなかったのです。

(注)世俗諦と勝義諦
https://blog.canpan.info/jitou/archive/3573
竹村牧男「般若心経を読みとく」角川ソフィア文庫、2017
★マインドフルネの 水平展開と垂直展開

★ 第3世代の認知行動療法
(1)観る局面、考える局面、行為する局面
(2)意志作用/行為的直観
(3)価値=意志作用/行為的直観の根底から方向を決めている
(4)最も深い自己の体験がある
(5)生物学者も認める西田哲学
(6) すべての人の絶対的平等
(7) 根底の絶対的平等を体得した西川さん
 =西田哲学、鈴木禅学の証明(2)
 (注)世俗諦と勝義諦
(8) マインドフルネスを説く人(専門家らしく見える人)が己のエゴイズムの心を観察しない

★認知療法から第3世代の認知行動療法へ

★学問のよそおいで、狭く限定する
★フランクルの教育論
 学問における全体主義、画一主義、還元主義

だからマインドフルネスもMBSRに限定してはいけない
 =多くの社会問題にはもっと広く深いマインドフルネスが必要

★日本のマインドフルネスの再興を
★人格的自己のマインドフルネスへ
★マインドフルネスには哲学がつきもの
★<目次>日本的霊性はだめか
Posted by MF総研/大田 at 14:53 | さまざまなマインドフルネス | この記事のURL