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(127)自殺を考えた人が4分の1 [2016年09月08日(Thu)]

(127)自殺を考えた人が4分の1

 日本財団による調査。

 朝日新聞に自殺を考えた人が大変多いという報道がありました。

http://www.asahi.com/articles/ASJ98254RJ98UBQU004.html 
朝日新聞

 なんと、このブログでお世話になっている日本財団による調査です。私どもは、このブログで、自殺防止を訴えてきて10年以上です。しかし、うつ病の患者、ご家族には、このブログのおしらせは届きませんでした。今もです。

 薬で治らないうつ病も治る人がいる「マインドフルネス」の自己洞察瞑想療法(SIMT)です。マインドフルネス瞑想療法士が育成されつつありますが、 そのカウンセラーのもとに、マインドフルネスを受けたいという希望が多くありません。患者さんに、重いうつ病でも治るかもしれないマインドフルネスSIMTがあるという情報も、このブログも届いていないのです。

 このブログの最も古い記事は、2006年7月です。
https://blog.canpan.info/jitou/archive/559 

 日本財団のお世話になり、もう10年になります。

この記事に「10年以上前から」と書いてあります。そうです、通算で、もう20年以上になります。患者さんに情報が届かない。

 しかし、さすがに、医師、心理士、治す支援をしたいという人々には、このブログが検索でヒットするようで、カウンセラー育成講座は、多数の受講をいただいています。今年は、埼玉で20名、沖縄で15名のかたが受講中です。3月には、マインドフルネス瞑想療法士が全国で70名になります。
 最近、メディアで「マインドフルネス」が報道されるようになりましたが、 集中力向上、うつ病の再発予防は、紹介されますが、寛解していない患者さんが「治る」ように支援できるマインドフルネスの支援者は多くありません。 マインドフルネスには、さまざまな流派がありまして、すべてが、うつ病を治せるわけではありません。

 これまでは、うつ病を治す支援のできるマインドフルネス瞑想療法士は多くいなかったので、宣伝もできませんでした。3年で300人にしようという気持ちがあります(ベテランの瞑想療法士からもお手伝いいただいて。最も難しい点は、実践記録の批評です。)。少数のうちに、知られると、問合せが殺到するでしょう、今は対応できません。全部の都道府県に、うつ病を治す支援のできるマインドフルネス瞑想療法士が2,3人いるようになったら、共同して、患者さんのために、色々なことができます。
Posted by MF総研/大田 at 17:49 | 自殺防止は医者以外も | この記事のURL