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(35)マインドフルネス学会の機関誌 [2016年04月03日(Sun)]

(35)マインドフルネス学会の機関誌

 マインドフルネス学会の機関誌が発行されました。  マインドフルネスの基礎研究がすすんでいきます。ありがたいことです。こうした研究で判明した事実は、私たちのSIMTにも取り入れていくことができます。
 そしてもう一つ大切なことは、つらいクライエント、くじけがちになるクライエントに1年2年とマインドフルネスの実践を続ける支援をすることのできる「臨床マインドフルネス支援者」です。マインドフルネス瞑想療法士はそれをめざします。従って、マインドフルネス瞑想療法士は自分自身も常に、職場で、クライエントの面前でも、自己洞察をつづけます。それによって、自己自信が成長し続け(自己形成、プラクシスといいます)て、支援するスキル(ポイエシスのスキルといいます)も向上します。
 深いマインドフルネスでないと解決しないクライエントが多勢います。 そのためには、叡智的自己、人格的自己のマインドフルネスも支援のツールになるでしょう。自己嫌悪、低い自己評価、その苦悩とそこから 来る家族関係の不和、非行犯罪、人生の意味、自己存在の苦、がん患者の心理的ケア、ターミナルケアなど、おおくの問題がありそうです。長期間かかるので、人格と人格の信頼の上で成り立つ臨床のマインドフルネス支援者が必要です。研究者だけではありません。
 医学は基礎医学者ばかりでは成り立ちません。長い闘病をささえる臨床医も重要です。

 長い期間、継続しなければならないマインドフルネスもあります。もし、長く深い心理社会的問題を支援できるマインドフルネスが開発されれば、社会貢献の大なることは申すまでもありません。

 もはや、「非定型うつ病はSIMTで改善する」ということは、SIMTの世界では常識です。あまり知られていないのがパニック症/パニック障害のマインドフルネスです。これさえも治る人がいます。

 そこで、他の療法でも治りにくいパニック症/パニック障害の特集をします。  『マインドフルネス精神療法』第2号は、5月です。
パニック症のマインドフルネスが特集です。5月21日のマインドフルネス精神療法研究発表大会も、パニック症/パニック障害についての発表をなさる人もおられます。「パニック症もSIMTで治る」ということも常識になってほしいものです。
 もちろん、万能の治療法などありません。一部の非定型うつ病、パニック症です。1年もマインドフルネスの実践(呼吸法と行動時自己洞察)を続けられることが条件です。だから、それをサポートする臨床のマインドフルネス精神療法者(私たちは「マインドフルネス瞑想療法士」とよびます)が重要な鍵をもちます。全国にいてほしいと思います。来年春には、沖縄にもたくさんおられるようになるでしょう。
【目次】日本のマインドフルネスの再興を
Posted by MF総研/大田 at 09:19 | 新しい心理療法 | この記事のURL