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「ゆほびか」うつ病を改善するマインドフルネス呼吸法(3) [2015年02月17日(Tue)]

「ゆほびか」うつ病を改善するマインドフルネス呼吸法(3)

 「ゆほびか」で「マインドフルネス呼吸法」が紹介されました。 うつ病の回復段階で割合短期間(1、2か月)行う呼吸法が紹介されました。

 そして、自己洞察瞑想療法(SIMT)は、重症のうつ病、不安症/不安障害に、1年くらいかけて実践していくものです。
    SIMT:自己洞察瞑想療法(SIMT)のこと。SIMT:Self Insight Meditation Therapy

 薬を服用しても治らなかったうつ病が、SIMTで治るのですから、 本来は、薬なしでマインドフルネスSIMTだけでも改善すると思われます。しかし、たいていクライエントさんは、すでに薬を服用し続けてきているので、すぐには薬をやめずに、マインドフルネス呼吸法を実践して、半年から1年くらいたったころ、症状が軽くなってから、減薬、断薬することを推奨しています。

 重症のうつ病でも改善するマインドフルネスは、まだ研究者にも知られていないようですが、現実に存在します(*)。元来、マインドフルネスは、東洋哲学、禅の実践が参考にされていますので、日本人が得意なのです。
 「ゆほびか」に掲載されたグラフは、数年前からの事例です。 それほど古くから、日本では、重症のうつ病を改善するマインドフルネスが存在していました。このようなうつ病を改善するマインドフルネスのカウンセラーも全国におられます。  「ゆほびか」の体験を語ってくださったお二人も、数年前に改善して、再発しておられません。 記事をみて、安心いたしました。
    (*)『うつ・不安障害を治すマインドフルネス――ひとりでできる「自己洞察瞑想療法」』(佼成出版社)
    『 不安、ストレスが消える心の鍛え方―― マインドフルネス入門』(清流出版)
    の2冊で発表しています。
 この「ゆほびか」の記事によって、欧米のマインドフルネス(重症、中程度のうつ病を改善するものはまだ日本ではあまり行う専門家が少ない)だけではなくて、日本で開発されたマインドフルネス、自己洞察瞑想療法(SIMT)を医師や心理士にも、患者さんご自身も注目してくださるきかけになることを期待いたします。
Posted by MF総研/大田 at 21:18 | さまざまなマインドフルネス | この記事のURL