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マインドフルネスの段階 [2014年11月28日(Fri)]

マインドフルネスの段階(1)
 =大乗仏教の修行の階位=般若経の「四種の菩薩」

 マインドフルネスは、自分のさまざまな意識現象に気づき、観察し、衝動的行動をとらずに、建設的な行動をとる意志作用を活性化します。その段階も浅いものから深いものまであります。

 東洋には、自己探求の実践、仏教がありました。 その仏教の実践にも、浅いものから深いものにまであるといいます。古い時代のものが新しい時代に起きたものによって批判されました。一般人の問題、苦悩を解決できず、専門家の満足するものになったからです。 仏教がたどった変遷を、マインドフルネスもたどるでしょう。最初から深いものは用いられないでしょう。浅いものから出発します。しかし、何でもそれを用いるようでは、深い問題の解決にはなりません。自己の探求には、段階があります。

大乗仏教の修行の階位
 =般若経の「四種の菩薩」

 井筒俊彦の襌の瞑想の深まりの説明を見る前に、比較の意味や井筒の説明を理解しやすい ように、インド大乗仏教の段階を見ておきます。
  「大智度論」は、摩訶般若波羅蜜経(大品)の注釈書です。龍樹作とは必ずしもいえないと いう説もありますが、道元は龍樹作と信じて高く評価しました。 般若経は、大乗仏教でも初期にあたり、いわゆる小乗といった「初期仏教」教団の思想に批判 的に起きた大乗仏教です。大乗仏教の初期の階位を知ることができます。華厳経は、大乗仏教の後期になります。
  さて、「大智度論」には、四種菩薩と十地の階位があります。四種の菩薩とは、新発意菩薩(または新 学菩薩)、久発意菩薩、不退転菩薩、一生補処菩薩です。
 仏道を歩むものは、こうした段階を経験するというのです。
 四種菩薩の階位では、無生法忍という重要な基準がある。平川彰氏は「無生法忍をうることが 不退転位であることは通説である」といっています。
    (宮沢賢治に「不退転」の語があります。現在、固い決意をすることを「不退転」といいますが、ここから来ています。元来は、厳しいもので、不退転の境地を得ると仏道から落ちることはないのです。その前は、修行をやめてしまうこともあるのです。「無生法忍」という特別の体験を経過します。)
 智度論によれば、無生法忍を得ると不退転の菩薩の位に入り、大悲と方便を備え、永久に声 聞、辟支仏に落ちません。 無生法忍を得ると煩悩を断じ、その後、衆生を救います。(後に襌で「悟り」を得るというのは、大乗仏 教では「無生法忍」という体験にあたるようです。)
 無生法忍を得ても、煩悩の習気は残っており、一生補処の菩薩となって修行が完成した時、煩 悩の習を捨てます。一生補処菩薩は、修行が完成した菩薩であり、次生に下界に降生して成仏す べき菩薩のことをいうとされます。大智度論によれば、人は、この世では仏になりません。もし、禅による見性 体験が無生法忍であるならば、大智度論によれば、見性は成仏ではありません。
 「無生法忍」という重要な体験があり、それからは、他者を救済する生活をするのだとされます。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/3930
★無生法忍は大乗仏教の核心の一つであるのに日本仏教から失われている(大竹晋氏)

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Posted by MF総研/大田 at 18:34 | さまざまなマインドフルネス | この記事のURL