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呼吸法(基本的自己洞察瞑想)にはいると思考が出て止まらない [2014年11月21日(Fri)]

呼吸法(基本的自己洞察瞑想)にはいると思考が出て止まらない

 =価値実現が気になる、価値がおびやかされれいる、価値を失った

 呼吸法(基本的自己洞察瞑想)にはいると思考が出て止まらない、という状況がよく報告されます。 マインドフルネス心理相談員は、クライエント(患者さん等マインドフルネスを受ける人)からその対処方法を質問されます。・・・・。
 第一の対処法は、思考内容に関わらずすべてその思考をストップしようと務めることです。 道元禅師は、「妄想することなかれ」「念想観の測量をやめよ」といいました。根底が、無言語であり、言葉が苦悩を作る側面があります。 原則として、思考をストップできることが自由意志でなければなりません。思考は「行為」の一種ですから、開始、中止が自由にできるようでないと、大切な人生価値にマインドフルネスできません。 思考し続けるのは、瞑想、自己洞察法ではなくなり、思考時間になるからです。たいしたことのない内容の思考は、 ストップするコツはいくつかあります。マインドフルネスのトレーニングを通して身につけます。

 大切な内容で止められない思考は、その内容は、「価値」に関わることがあります。ストップすることが難しいのは、その思考が「価値実現の価値」に関わる場合です。瞑想にはいると、 特定内容の思考が出てくるのです。瞑想にはいると心が澄み切ってくるから、大切なことが浮かんできます。大切であるがゆえに症状を悪化させる思考もストップできないこともあるのです。

 大切なことが、瞑想中でも、思考されます。ただ修行すればよかった、初期仏教の僧院の中、家族も仕事ももたない中世禅寺の僧侶と違って、現代の我々には、大切な人生価値の領域において悩ましいこと、すぐにすべきことが浮かんできて「思考」の回転になるのです。

 個人によって、重要な人生の「価値」があるのです。(⇒7つ、4種)
それが、今の自分にとって非常に重要であるから、瞑想しても、ストップしにくいのです。 いくつかの種類があります。

 家族のこと(最も重要な価値のはず)で悩みがある。重い病気になり自分の生命のこと。うつの自分の状況症状が意識され思考の回転となり死にたくなる(自殺)ほどつらい。過去のつらい出来事が思いだされて思考に回転する。過去の自分の行為についての罪の意識、仕事でこの1時間後、明日大切な予定がある。こうしよう、ああしたい、こうすべきかという思考が、アイデアが浮かんでくる、不安の思考が渦巻く。趣味やボランティア活動の仲間とのトラブルのこと。 こうしたことがあると、瞑想中でも、思考が走り、ストップできない人がいる。自分の「生きがい」「価値」をうまく実現したいから、あるいは、おびやかされているからです。
 それがひどいと、瞑想にならない、自己洞察にならない、思考の時間になります。ひどい内容だと、苦しくなって、瞑想を中断します。苦しみの思考が続きます。症状が悪化します。 うつ病でなかった人でも、うつ病になるおそれがあります。 だから、マインドフルネスのトレーニングを成長させることが必要になります。
★人生の価値を発見していきる
 
Posted by MF総研/大田 at 09:27 | 新しい心理療法 | この記事のURL