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NHKでマインドフルネスを紹介 [2014年11月06日(Thu)]
「被災地にマインドフルネス心理療法を」プロジェクト
 最終回は、仙台で行います。
すぐに定着するとは限りません。 来年からは、私は毎月ではなくて、宮城、岩手あたりで、時々開催したいと思います。 適当な場所をさがしています。
★日本的な深いマインドフルネスの探求の会
 =治った人、病気ではない人、自己評価の低い人、マインドフルネスの研究者、マインドフルネスの専門家、がん患者さんとご家族・・。
★マインドフルネス心理療法の研究発表大会
 =研究段階が終わり、臨床に適用中、発表会

NHKでマインドフルネスを紹介

 本日、NHKの「お早う日本」でマインドフルネスを紹介しましたね。 集中力の向上のマインドフルネスでした。

こちらに放送の全体が紹介されています

 私たちは、もう、うつ病、不安症/不安障害などの「治療」の援助までマインドフルネスを活用 しています。目標が違うと方法もちがってきます。 広くマインドフルネスも考えてほしいと思います。 集中力だけではありません。生き方、生死観のマインドフルネスまであるのですから。うつ病や不安症/不安障害になるの は、集中力のことではありません。生き方のマインドフルネスが必要です。

 マインドフルネスは、仏教、襌の実践法を応用したものです。仏教、襌にも、 釈尊のもの、初期仏教教団のもの、大乗仏教のもの、日本のいくつかの禅宗というように、 違っています。だから、マインドフルネスも違っています。さまざまなマインドフルネスがあります。解決したい問題にあったマインドフルネスを実習しないと効果がありません。 たとえば、MBSRやMBCTは、うつ病の治療法ではありません。

  ★関連記事=背内側前頭前野、回復は容易ではない心の病気のマインドフルネス

 集中力の向上、病気予防法、復帰プログラム、治療法では違うマインドフルネスになります。治療法でも、痛み、うつ病、パーソナリティ障害、死の不安などでは違ってきます。ふさわしいマインドフルネスでなければなりません。

 それにしても、NHKがとりあげるとは、隔世の感があります。同じことを20年前からやっていたのに、宗教はおことわりと拒絶された日々があります。宗教ではないというのに、偏見により理解してもらえませんでした。

 この放送が、うつ病やPTSDの方々の目にとまって、マインドフルネス心理療法で改善したいと思うひとが多くなることが 期待できます。自殺しないで、治していただきたいと思います。

 NHKの放送を記念して、体験会を開催します。ホームページをご覧ください。

http://mindfulness.jp/ マインドフルネス総合研究所
http://mindful-therapy.sakura.ne.jp/ 日本マインドフルネス精神療法協会

 日本独自のマインドフルネスの本が2冊出版されています。
    『うつ・不安障害を治すマインドフルネス』(大田健次郎、佼成出版社)
    『 マインドフルネス入門』(大田健次郎、清流出版)


 東北地方の被災地では、うつ病、PTSDの方が増えています。5月から、今週末までの、 7回、マインドフルネス心理相談員の育成講座を開催してきました。 まもなく、このかたたちの活躍が始まるでしょう。 宮城県の人も「マインドフルネス心理療法」を受けられるようになります。

老人福祉センターの参加者が増えました
 NHKテレビ放送のおかげです。
Posted by MF総研/大田 at 07:35 | 新しい心理療法 | この記事のURL