「20代の自殺」低い自己評価(2) [2014年09月26日(Fri)]
20代の自殺・低い自己評価(2)20代の自殺が多いのですが、そのうち、仕事がありながら「本音」では自分を価値がないと思いこみ、死にたくなっている人も多いようです。これは、経済的理由でも、就職できないためでもありません。仕事ではすぐれた人物と評判がありながら、家族に暴力をふるう人(一部は、パーソナリティ障害の場合があるでしょう)にも、自己評価の低さがあるでしょう。自己評価が低くなければ、同様に尊重すべき他者に暴力をふるわないはずです。 解決の方向は、本当の自分を知り、考えられた自己は真の自己ではないのだからそれを思考の対象に映して嫌悪、否定するようなことをやめる マインドフルネス心理療法の実践が効果をあげるかもしれません。 東洋哲学(西田哲学)によれば、個人によって自己の見方がさまざまなものがあります。 判断的自己、知的自己、意志的自己(自覚的自己)、叡智的自己、人格的自己などと深まります。 自己を嫌悪するのは、意志的自己でもなく、知的自己レベルの衝動的自己です。知識によって衝動的に反応します、自分を愛することができません。 意志的自己は自己を愛する自愛があります。人は知らないものを愛することはできないのだと西田はいいます。自己を知らないと、自己評価が低いのです、自分を愛せないのです。これはマインドフルネスの実践ができるならば、変わることができます。 (続く) <目次> 20代の自殺・低い自己評価 ![]() |
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