NHK Eテレビ 「20代の自殺」 [2014年09月25日(Thu)]
NHK Eテレビ 「20代の自殺」昨夜、NHK Eテレビが「20代の自殺」について報道しました。 「死にたい」と今思うひとがスタジオに招かれ、昔そういう自分であったという人、評論家などの談話 、そして視聴者からの【コメント】が紹介されました。20代の死にたいという事情も、原因も微妙に違ったケースがあるようでした。 就職できないから、死にたくなるーーーこれは、通常のうつ病のようで、育ちの過程で親からの否 定があったわけではない。順調に成人になったが、就職できなくてストレスとなりうつ病になる。ある いは、仕事のストレスでうつ病になり、死にたくなる。 こういうケースは、薬物療法やマインドフルネス心理療法で軽くなるだろう。 しかし、テレビで紹介されたのは、単純ではなかった。 「20代の自殺」の解決は難しいものがある。 就職していても死にたい気持ちがある。これは、通常のうつ病とは違う。 就職期になる前から、親から否定されてきた人がいる。その人が今も苦しんでいる。 育てられる過程で親から否定されてきた人が、今も低い自己評価(自己洞察瞑想療法でいう「本音」)で苦しんで、死にたくなっている 。長期的に苦しんできて、今死にたくなっている。
以前、次のような記事を書きました。低い自己評価と関連があります。
殺人を犯した罪の意識、深く懺悔して西田幾多郎と同じような根底の自己を自覚したが刑死した 人。すべての人は元来、否定嫌悪するような自己ではない。 ★自己の心の最も奥底 ★さまざまなレベルの苦悩、さまざまな作用レベルのマインドフルネス ★マインドフルネス心理療法は認知療法と哲学が違う ★ACT/概念としての自己でなく、文脈としての自己が真の自己 (しかし、西田幾多郎によればさらに深い自己もある。) <目次> 20代の自殺・低い自己評価 |