日本マインドフルライフ協会の拡大定例(7) [2014年01月22日(Wed)]
日本マインドフルライフ協会の拡大定例(8)私の発表は、「うつ病・不安障害を治すマインドフルネ ス 」という題でした。 内容は、3つの部分からなります。
2)マインドフルネスとは 3)私のマインドフルライフとは 3)私のマインドフルライフとは(4)もう、発表した内容ではありませんが、東洋的なマインドフルネスの可能性の全体像にか かわることを考察しています。リネハンの弁証法的行動療法従来の心理療法でもよく援助できなかったのに、マインドフルネスを活用して難しいパー ソナリティ障害の援助ができるようになったのが、リネハンの弁証法的行動療法である。 これも、種々の意識作用の底にあるものを体験するように求めている。賢明な心はかなり重 要とされている。パーソナリティ障害の改善の肝である。本書は700ページに及ぶ大著であり、セラピスト側の手法が大部分であるが、クライエ ントが体験すべきこととして、賢明な心が重要視されている。 そうなると、援助するセラピストも当然、賢明な心を体験しなければならない。「賢明な心」は、42頁、 288-291頁、297頁、326頁に言及されている。 次の説明から考えると、自己洞察瞑想療法(SIMT)の意志的自己や叡智的自己のレベル のようである。「直観」は叡智的自己の作用であるから。感覚や理性よりも深いという。
「「賢明な心」は、「情動の心」と「合理的な心」の統合であり、またこの二つを乗り越えるも のでもある。「賢明な心」は、情動経験と論理的分析に直観的な理解を付け加える。直観 の定義は数多くあるが、デイクマンによれば、それは理性による媒介を受けず、感覚を通じ て受け取られたものを超越していく知であるという。」(同上、289頁)
「賢明な心」をクライエントに習得してもらうことは容易ではないという。
治療的エンカウンターをめぐって長年にわたり検証されてきた伝統やルールが完全に破 られ、場合によっては、それが患者やセラピストに恐ろしい結果をもたらすこともある。それ では本末転倒である。」(同上、297頁) |
Posted by
MF総研/大田
at 21:02
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