人に会えないのはうつ病にもあるが社交不安障害とは違う [2013年03月14日(Thu)]
★「死なないでください」
★ 患者・家族会(3月24日、4月以降も毎月開催)(解決 に向けて確かな方向を)(あと2,3名です)
人に会えないのはうつ病にもあるが社交不安障害とは違う社交不安障害とか「対人恐怖」は、人のいる場面に出ていくのが苦痛になるが、 一人でいる時に、思考、判断、記憶、ひとりでする仕事などは、全く健康に感じる。 (対人恐怖が長引いて「うつ」を併発した場合を除く)人前での苦痛は治る病気である。にもかかわらず、社交不安障害や対人恐怖は病気であ り、治療すれば治るものとは思わず、変えることのできない「性格」のようなものだ と勘違いして、20年、40年もいきづらい人生を過ごす人がいる。 若い頃なると、進路にも影響する。あのような仕事につきたいのに、人前に出る仕事だからという理由で断念する。 基本的に、対人恐怖や社交不安障害は、一人でいる時の精神活動は全く健康に見える 。その点で、うつ病の人が人にあえなくなり、一見、社交不安に見える現象が対人恐 怖(不安障害)の場合とは違う。うつ病の場合、一人でいても、精神活動が低調であ る。抑うつ症状、思考、判断、記憶などが低下しているので、人とのスムーズな対話が できないので会いたくないのだ。自宅での仕事も十分にできない。 こういうわけで、「対人恐怖、不安障害は治る病気ではなく性格なのか」と勘違いし て、治療しない人がいる。だが、治療すれば治る病気であり、治療法には薬物療法、認知行動療 法、マインドフルネス心理療法がある。緊張時の急な身体症状、強固な加害観念、予期不安などが強くて、カウンセリングでの傾聴だけでは治らない病気である。帯状回、扁 桃体、前頭前野などに変調があると言われているから、理屈を説明されて理解しても治らない。脳内の神経生理学的な変化があるので薬物療法がある程度、効 く理由である。それで効かなくても、マインドフルネス心理療法が効く人もいる。 逆の心理作用の使い方を繰り返し練習することによって、神経生理学的な変化が起きる と推測される。また、さまざまな作用の奥の統一、意志作用を自覚し、意志作用を起す 自己存在を自覚する哲学によって、社会を創造していく自己存在を理解して、自己の 内面の不快な症状、観念を重視し執着せず、社会、仕事、他者への貢献のことに意識を向けて社会の創造の場面に出ていく。途中で断念せず、自分の人生を捨てず、たゆまず歩む。
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