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認知症が急増 [2012年08月29日(Wed)]

認知症が急増
 =運動、コミュニケーションが予防、瞑想も?

 厚生労働省が8月24日、認知症の高齢者が今年時点で約305万人おり、65歳 以上人口の1割にのぼるとの推計結果を公表しました。 今後も増える見通しです。  介護状態になると、生活が一変します。介護状態になるのは、身体機能の低下と認 知症による社会生活の障害が主なものでしょう。できれば、 両方とも予防して、介護状態になることを予防したいものです。 運動、他者とのコミュニケーション、趣味的活動は、身体と精神の両方の介護予防に なります。こういうことは、前頭前野を動かすからです。
 ほかに、瞑想は認知症を予防する可能性があります。デフォルト・モード・ネット ワーク(DMN)の研究から推測されます。‌認知症になると、DMNの部位の機能低下があること。一方、瞑想を長期間 行っている人は、DMNが活性化しているという研究報告があるからです。 高齢者の施設で、瞑想を継続的にすることを試していただきたいものです。 瞑想は、うつ病も予防するでしょう。瞑想は、うつ病を治癒までする効果があるから です。高齢者施設や高齢者の多い地域で瞑想を試していただきたいです。 呼びかけて、毎朝とか、毎週1回、集まっていっしょに瞑想をするのです。コミュニケーションと瞑想の両方に参画していることになります。認知症やうつ病を予防し、自殺を少なくするでしょう。継続的に実践してもらうためには、そういう目標、神経生理学的な関係を説明するのがいいのです。人は、目的のために意志を行使する存在です。目的のないことはできないのが人間です。
Posted by MF総研/大田 at 19:10 | 高齢期 | この記事のURL