• もっと見る
«死んではいけない、よりよい社会を作ってもらいたい | Main | さまざまな領域に応用していく»
母が子どもを殺害して無理心中 [2012年07月20日(Fri)]

母が子どもを殺害して無理心中

 また、無理心中事件が報道されました。 母が子どもを殺害して、自分も自殺(今回は自分は死にきれなくて未 遂)を図ったというもの。
 このような親も自殺をはかるケースは「産後うつ病」になっていた 可能性があります。これは、虐待とは違うと思います。
 こういう場合、うつ病であるので、裁判後また悩み、再度自殺行動をするおそれがあります。ケアが必要です。
 子育て中の母のうつ病は多いので、改善支援する場所を作ってほしい です。カウンセラーを雇用してまで、産科医院が後々までフォローする支援は経営上、難しいのでし ょうから、自治体がやってほしいです。マインドフルネス心理療法も こうしたうつ病を回復させます。
 もう一つは、虐待による子どもの殺害です。これは、母がうつ病で あるわけではなくて、「怒り」のコントロールができない脳になって いると考えられます。虐待を察知して子どもを保護、支援する組織があります が、母も支援を望む場合があるでしょう。母の「怒り」のコントロールスキルを 向上させるプログラムを準 備してそれを、希望する母が受ける制度を作ることができないもので しょうか。自治体に予算が必要になるのですが、それくらいできない でしょうか。
 感情のコントロールは大変、難しいですが、方法がないわけではあ りません。感覚、思考よりも深く起きる感情レベルのアクセプタンス 、マインドフルネスの高度なスキルになります。
 日本には、そういうことが必要な社会問題が数多くあります。こど ものいじめも、学校の杜撰な対応も、数々の非行犯罪もそうです。 自分のつらい感情の、アクセプタンス、マインドフルネスができてい ないのです。自分さえよければいいという、他者の受容しがたいエゴイズムの行動をしてしまう子ども 、親、教育関係者。アクセプタンス、マインドフルネスの問題でもあります。
Posted by MF総研/大田 at 12:22 | 女性のうつ病 | この記事のURL