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ストレス爆発 [2012年07月14日(Sat)]

”ストレス爆発”どう防ぐ

 7月13日、NHKの「特報首都圏」で、「”ストレス爆発”どう防 ぐ」を特集した。
 駅で男性が刃物で刺されて、大けがを負った事件は、 「男性とぶつかった時にストレスが爆発した」という。
 人間関係や仕事のプレッシャーなどで、たまったストレスを “爆 発”させる暴力行為が駅、病院、図書館など公共の場で多発している 。
 ストレスを外に発散させない人は、自分に向かい、 心の病気になる。 企業では、対策として
  • 電話相談のカウンセラーと契約して、社員が相談できる会社の制 度。
  • ストレス検査を導入するところがある。データを上司と共有、い ざとなった時ささえてもらえるという安心感がある。
  • 古民家を借り上げ残業や休日出勤が増えた社員に業務として、宿 泊をさせるなどの取り組みをするところも紹介された。リフレッシュ の活動をすることで、社員間のコミュニケーションで、人のつながり 作りになり休職がなくなったという。
 精神科医の名越康文さんによれば、
ストレスの本体は、「怒り」。 そして、爆発させる人は、 我慢することを訓練してこなかった人。 他人に向かうのは、怒りの爆発だが、 自分に向かうと、心身の不調になる。
 名越さんによれば、 感情にふりまわされている。 感情を「王座」に座らせていてはいけない。王座に「自分自身」を、 という。エクササイズや深呼吸をすればいい、という。
 ストレスの爆発が、家族に向かうとDVや虐待が起きる。 他者ならば、犯罪として裁かれるのに、しばらく継続される。 どうか、暴力を振るわず、ストレス対処法を身につけていただきたい。心理療法もある。 欧米では、マインドフルネス心理療法が、不安やうつ、不満の感情 の対処のほかに、継続する怒り、暴力の改善に使われている。
Posted by MF総研/大田 at 09:21 | 怒り・暴力 | この記事のURL