金子みすずの広い「こころ」 [2012年03月21日(Wed)]
金子みすずの広い「こころ」=芸術にも人格と人格との応答金子みすずの広い「こころ」西田幾多郎によれば、芸術的創造作用の底にも、人格と人格の反響、応答があるのです。
金子みすずの詩「こころ」金子みすずの詩「こころ」を読みます。
「こころ」の詩の中に・・・。 「お母様の/おこころは小さい」 「小さい私の/こころは大きい」 とでてきます。 この詩も面白いです。 母のこころに私があり、私のこころに母がある。この言葉は、西田幾多郎の「私と汝」(→こちらに)にそっくりなのです。
西田によれば、自己が深くなるほど、包むものが広くなっていく。 最も深い底(絶対無)は、すべてを包むという。 お母さんは小さいという、深くないという意味なのかもしれない。母さんは自覚していないから「君」、みすずは「私」。でも、母さんのこころも、私を容れるこころを認めている。 |
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Posted by
MF総研/大田
at 21:21
| マインドフルネス心理療法
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