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被災地の看護師にPTSDやうつ病 [2011年12月29日(Thu)]

被災地の看護師にPTSDやうつ病

 東日本大震災で被災した宮城、岩手両県の看護師について、 心的外傷後ストレス障害(PTSD)や不安やうつ病の症状がある人が約7割に上っています。  看護師さんが治していただかないと、一般の患者さんの看護が難しくなります。 ぜひ、治していただいたいです。
 来年、私どもは被災地方面で、マインドフルネス心理療法の指導員、専門家を育成する用意があります。しかし、一つの場所で開始すると、最低6か月、行う必要があります。何箇所もはできず、場所がせいぜい、1,2箇所に限定されます。 早く、コンタクトとれたところから開始します。病院や市町村役所、看護関連の学校と連携して行います。

 看護師さんが、マインドフルネス心理療法でPTSD,不安、うつ病を治したら、その効果が実感でき、同時に治すスキルが習得されます。治療を受けることが支援スキルの習得になる心理療法です。被災地方面は医師不足とききます。精神疾患の医療も遅れていることでしょう。この非常事態に、従来の薬物療法だけではなくて、それと並行してこういう心の病気に効果的な心理療法を看護師が医師の管理指導のもとで行うことを試験的に行ってみていただきたいと思います。
Posted by MF総研/大田 at 10:59 | 災害とストレス | この記事のURL