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福井の講座 [2011年10月03日(Mon)]

福井の講座

 福井の講座の6回目が終わりました。マインドフルネス心理療法(SIMT)のカウンセ ラー育成講座と治すための治療セッションの2つを開催しています。あと1回で修了です。 5月に開催してから5か月経過したところです。提出していただいた日記を拝見さ せていただいたり、面談したりしたところ、半数くらい、改善を自覚しておられます 。あとの半数も、自分の心が見えてきています。さらに続けて実践していくと、 症状や行動の改善を自覚されるでしょう。 これまで、苦痛や執着の対象が外にあるとだけ思っていたのに、 自分の心の作るものという自覚を探求しているのですから、たとえ症状や行動が顕著に変化しなくても、内部の変化は大きいはずです。自分で乗り越えていく心は成長しはじめています。方向がみつかりました。
 うつ病、不安障害、過食症などになると自分の心がわからなくなります。 自分の心がわからないと、他者の心がわかりませんので、人間関係を結ぶ職場にいけ なくなります。苦しいことが多く、人間関係にも苦しみます。 自分の心はこんな動きをしているとわかるからこそ、他者も、似たよ うな心の動きをするだろうと、推測できて、スムーズな対話、人間関係を維持できま す。 心の病気になると、自分の心を使いこなせなくなります。他者との対話が難しいと感じます。 社会生活から逃避、回避します。そのほか、つらい症状や解決のない刹那的なまぎらし行動が 続きます。
 呼吸法をすると自分の心がみえます。メタ認知的です。意識の意識です。自己を知る意志作用です。概念、知識を知る 思考作用ではありません。思考がひいでても、現在の瞬間の」自分の種々の作用をよく知り、今の 瞬間に建設的な 行動のできる意志作用が行使できなければ、回避、逃避、依存行動などがなおりませ ん。 呼吸法をしながら、自己を洞察して 意志作用を活性化させる自己洞察瞑想療法です。 表面の現象ではなく、内奥の自己を洞察する瞑想法(呼吸法)で 自分がわかり、反応パターンが変化して、症状が軽くなってきました。もう少し実践 していると、もっと改善することをこれまでのクライアント(患者)さんが教えてくれています 。「半年で、1年でここまで回復しました」というデータは大変貴重です。 治ったというデータが多くなるほど、未来の患者さんの信頼が高まり、動機づけになります。
 (まもなく、うつ病を乗り越えられた、もうひとりの体験者をご紹介できるでしょう)
 マインドフルネス心理療法(SIMT)の課題は面倒ですが、「治る」という報酬があるのなら、長期間の面倒な課題実行にも耐えることができます。手術や薬物療法でも同様の期待です。 このつらい病気や行動が治るのならば、たいていのつらさは耐えるというものです。 残念なことに、1年から2年かかるのが欠点です。でも、うつ病、不安障害で、30年苦しむよりも、わずか1,2年の課題のほうがどれほど楽でしょうか。
Posted by MF総研/大田 at 19:25 | 私たち | この記事のURL